奄美のノネコ ─猫の問いかけ─

ネコは悪くない。
問われているのは人間だ。

ノネコとは、「再」野生化した飼いネコや野良ネコのこと。
世界自然遺産登録を目前に控えた奄美大島では、このノネコがアマミノクロウサギなど希少野生生物を捕食することが問題となっている。
しかし、ノネコはペットとして愛玩されているネコそのものであり、侵略的外来種でもあるという2つの側面を持ち、一人ひとりが抱く動物観の違いからその対処法をめぐり意見がぶつかり合ってきた。
本書では、奄美大島で本格的なノネコ対策が実施されるまでを環境省、鹿児島県、地元市町村及び市民団体がそれぞれの立場から詳述。対話と協働を重ねながら、立場や価値観の違いを超えて世界的にも注目される取り組みを進める様子を記録する。
また、小笠原など希少種保護を目的とした国内各地の「ネコ」対策、ニュージーランドなど海外におけるノネコ対策の現状も紹介する。


内容(目次より)

第一章 「ノネコ問題」とはなにか
第二章 海外におけるノネコ対策の現状
第三章 奄美大島におけるノネコ問題
第四章 徳之島におけるノネコ問題
第五章 ノネコ問題の核心 
第六章 希少種保護を目的とした国内各地の「ネコ」対策
第七章 鹿児島環境学研究会の取り組みの検証と今後の課題
資料編 ノネコ問題年表/奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画(2018年度〜2027年度)/奄美市飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例 など  

世界自然遺産候補地・奄美で世界的な実験が始まっている──。

編者 鹿児島大学鹿児島環境学研究会
判型、他 A5判並製 282ページ

執筆者紹介(執筆順)

小栗有子(鹿児島大学法文学部)
星野一昭(鹿児島大学産学・地域共創センター)
岩本千鶴(元・環境省奄美自然保護官事務所)
羽井佐幸宏(鹿児島県環境林務部自然保護課) 
桑原庸輔(鹿児島県大島支庁衛生・環境室環境係)
藤江俊生(奄美市総務部プロジェクト推進課) 
山下克蔵(奄美市環境対策課自然保護係)
久野優子(一般社団法人奄美猫部)
阿部優子(奄美哺乳類研究会)
沢登良馬(環境省徳之島自然保護官事務所)
吉野琢哉(天城町企画課世界自然遺産登録
     ・国立公園・自然保護担当)
美延睦美(NPO法人徳之島虹の会)
諸坂佐利(神奈川大学法学部)
塩野崎和美(奄美野生動物研究所)
小林淳一(龍郷町生活環境課)
菅野康祐(環境省小笠原自然保護官事務所)
長嶺隆(NPO法人どうぶつたちの病院沖縄)
小野宏治(環境省やんばる自然保護官事務所)
竹中泰進(元・環境省羽幌自然保護官事務所)
中村朋子(鹿児島大学研究推進部研究協力課)

型番 978-4-86124-400-1

定価 (販売価格)

2,000円(税込2,160円)
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