日本初、群生相への相変異の記録 ―1986年、鹿児島県馬毛島、トノサマバッタ大発生―
3,500円(税込3,850円)
【田中 章/著】昆虫では個体群密度によって劇的に姿と習性を変える個体が生じることがある。これを相変異と呼ぶ。日本ではあり得ないとされてきたこの相変異と大集団の群飛がトノサマバッタで起きた。 この相変異について、日本で初めて発生から収束までの詳細データと141枚の写真で記録する。
2,500円(税込2,750円)
【松田康司/著】温帯種から亜熱帯種まで、1300種もの魚たちが暮らす鹿児島の海。 水中では無数のいのちの営みが繰り広げられている。 天の川のように輝くキンセイイシモチの仔魚放出、梅雨の頃のイサキの大群、水玉模様がチャーミングなシリウスベニハゼ──。 水中ガイドとして日々、いのちと向き合う著者の色鮮やかな記録。
【PDF版刊行】ミクロ原子世界とマクロ宇宙のつながり〈完結編〉反粒子の世界
0円(税込0円)
【平田好洋/著】続編では、量子力学とアインシュタインの相対性理論の関係を解析。両法則の融合により、粒子から光子への変化、並びに粒子のエネルギーと空間サイズ、生成時間の関係を記述する。世界的に注目される成果である。今回完結編として、宇宙深部から供給されるエネルギーと宇宙のエネルギーの構成について解析し、現在の天体物理学の難題に回答を与える。
ミクロ原子世界とマクロ宇宙のつながり〈後編〉量子力学と相対性理論
2,500円(税込2,750円)
【平田好洋/著】量子力学とアインシュタインの相対性理論の関係を解析。両法則の融合により、粒子から光子への変化、並びに粒子のエネルギーと空間サイズ、生成時間の関係を記述する。
2,000円(税込2,200円)
【大八木和久/著】化石採集の達人が北海道から九州まで野山を駆けまわって集めた、研究に役立つ代表的な化石を厳選し、時代・産地別に解説。さらに、化石採集の心構えから方法と道具、クリーニングの極意、保存方法までの基礎をすべて詰め込んだ充実の入門書が誕生!
5,000円(税込5,500円)
【田畑満大/著】世界自然遺産に登録された奄美群島は、ここ十数年で新種、新記録種の発見が相次ぎ、外来種も多くみられるようになった。本書は、北琉球に位置する奄美群島の植物最新情報2130種を、APG分類で網羅した根本基礎資料である。詳細調査に基づく島ごとの分布、花期、利用状況も加えた。
3,800円(税込4,180円)
【江平憲治/著】九州南部から中琉球に至る広い県域をもつ鹿児島県。島嶼に固有種や固有亜種が生息し、旧北区と東洋区の境界(渡瀬線)がトカラ海峡に位置し、分布南限や分布北限の種が多い。また季節風や台風などで飛来する偶産種も見られる。その結果、全国最多の120種が記録されている。本書は、その生活史を含め全容を明らかにする。
3,800円(税込4,180円)
【江平憲治/著】九州南部から中琉球に至る広い県域をもつ鹿児島県。島嶼に固有種や固有亜種が生息し、旧北区と東洋区の境界(渡瀬線)がトカラ海峡に位置し、分布南限や分布北限の種が多い。また季節風や台風などで飛来する偶産種も見られる。その結果、全国最多の120種が記録されている。本書は、その生活史を含め全容を明らかにする。
3,800円(税込4,180円)
【森 一規/編著】九州南部から中琉球に至る広い県域をもつ鹿児島県。そこに産するカミキリは、九州から南下した種群、大陸の遺存種と推測できる中琉球の種群、海流で北上した種群の三つに分かれ、それぞれが独自の進化を遂げてきた。本書は、特産種54種を含む全376種について、幼生期の生活史を中心に解説する。
2,500円(税込2,750円)
【平田好洋/著】現世界を制御している以下の重要な4つの力。それは、原子核内に作用する強い相互作用、中性子崩壊のような核反応を起こす弱い相互作用、荷電粒子間に作用する電磁相互作用、及び質量を有する物体間に作用する重力、である。これらの力の相互関係は、明らかにされていない。 本書では、それらの力をニュートン力学とシュレーデインガー方程式(量子力学)の解と照らし合わせた。その結果、ミクロ原子世界からマクロ宇宙サイズまでの粒子物性の、連続した一貫性のある動きが記述できた。
鹿児島の星空ガイド Starry Sky Guidebook of Kagoshima
2,000円(税込2,200円)
【西井上剛資/著】星座や暦など、古代から私たちの生活の基盤を作ってきた星空のリズム。星空への第一歩は、自分の住んでいる街で自分の肉眼で見えるものを楽しむこと一。鹿児島は、日本の中でも南の星がよく見える恵まれた場所です。天文アドバイザー、写真家である著者が美しくおもしろい星空の豊かな世界へとご案内します。
3,000円(税込3,300円)
【平田好洋/著】宇宙はビッグバンから生まれたとされてきたが、物理化学的説明はなされていない。本書は人類の科学に基づき、初めて宇宙の誕生を定量的に説明するものである。著者は、鹿児島大学名誉教授。
2,800円(税込3,080円)
【盛口 満/著】植物に含まれる有毒成分で魚を麻痺させる漁法は、紀元前4世紀に記録が残るほど古くから世界で行われていた。しかし、現在では自然保護や濫獲などを理由に禁止されている。魚毒漁はいったいどのようなものであり、どの植物を使っていたのか。経験者への聞き取りや文献調査を基に、日本および世界の魚毒植物を探る。
霊長類学者・川村俊蔵のフィールドノート ―1950年代屋久島の猟師と後継者たち―
3,800円(税込4,180円)
【服部志帆/編】2012年、京大霊長類研究所で、日本の霊長類学のパイオニア川村俊蔵のフィールドノートが発見された。1950年代、屋久島の猟師とサルやシカなどの野生動物、民俗文化、地理情報などを広く網羅したものである。著者は、ノートの全文を翻刻し、詳細な解説を加え、さらに猟師の後継者らにインタビューを実施。9年の歳月を経た待望の刊行である。
1,800円(税込1,980円)
【小野寺 浩/著】屋久島に次いで奄美を世界遺産に導いた元環境省自然環境局長の著者が、これまでの国立公園、世界自然遺産とは全く異なる奄美の独自性を語る。 さらに、国立公園法成立からから90年が経過した日本の自然保護制度を分析。今後の環境行政が進むべき道を展望する。
徳之島町史 自然編 恵みの島 Natural history of Tokunoshima island
3,000円(税込3,300円)
【徳之島町誌編纂室/編】2021年7月、世界自然遺産に登録された徳之島。本書は、この徳之島の成り立ちを知る地質・岩石、多種多様な植物、陸の生き物、海の生き物たちを分かりやすく解説する。
1,800円(税込1,980円)
【天仁真一/著】理科教育を通して、子どもたちに自然を探究する面白さを伝えてきた著者。本書は、理科通信や学校便りなどで、児童・生徒、保護者に向けてつづった文章や、自作した教材・教具、教育論文をまとめた。子どもの心を揺さぶり、生き方を考えさせる理科指導にこだわり続けた著者が、理科を学ぶ面白さ、魅力を伝える。
1,800円(税込1,980円)
【常田 守・外尾 誠/著】新に決定した世界自然遺産の島として注目を集める奄美群島。奄美の自然の魅力は多様性。驚くほど多くの種類がいて、固有種や絶滅危惧種だらけ。世界でここだけの「オンリーワン」の自然がある。奄美の自然写真家と朝日新聞記者が案内する。
ミカンコミバエ、ウリミバエ ―奄美群島の侵入から根絶までの記録―
3,800円(税込4,180円)
【田中 章/著】南方系の大害虫、ミカンコミバエとウリミバエ。奄美・沖縄で大発生し、ミカン類、スモモなどの果実、キュウリ、メロン、カボチャなどの果菜類に壊滅的な被害を与えてきた。70年代から80年代にかけて、農業技術者の懸命の努力でこの2種の根絶に成功した。 いま再び、この2大害虫の侵入の危機が迫るなか、格好の手引書が生まれた。
2,000円(税込2,200円)
【山岡耕作/著】著者は高知大学の黒潮圏海洋科学研究科教授。黒潮と人の関係を知るには不可欠の源流域の情報は皆無である。源流域のルソン島東北部沿岸には、海抜1500m級の脊梁山脈が縦走し、道はなく陸路での調査は不可能だ。ならば、と遂に命がけのシーカヤックでの調査を決行した。