魚毒植物

狩猟採集文化の最高峰、
魚毒漁を追って

植物に含まれる有毒成分で魚を麻痺させる漁法は、紀元前4世紀に記録が残るほど古くから世界中で行われていた。
魚毒漁はいったいどのようなものであり、どういった植物を使っていたのか。
経験者への聞き取りや文献調査を基に、日本および世界の魚毒植物を探る。


■内容(目次より)

1章 魚毒漁とは
魚毒の伝播/魚毒の成分/魚毒漁の起源に関する仮説 ほか
2章 日本本土の魚毒漁
木の実の利用と魚毒/魚毒漁と雨乞いとのかかわり/魚毒漁の特徴と資源管理 ほか
3章 琉球列島における魚毒漁
琉球列島の魚毒植物の変遷/魚毒漁の日常性と非日常性/異世界への交信手段としての魚毒漁
4章 琉球列島における魚毒漁に関する聞き取り
5章 魚毒に関する文献紹介

日本および世界の魚毒植物を探る

著者 盛口 満
判型、他 A5判、180頁

著者紹介

盛口 満(もりぐち・みつる)

1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒。高校理科教諭、フリースクール講師を経て、現在、沖縄大学人文学部教授。主な著書に『琉球列島の里山誌』(東京大学出版会)、『ものが語る教室』(岩波書店)、『歌うキノコ』(八坂書房)など。

型番 978-4-86124-469-8

定価 (販売価格)

2,800円(税込3,080円)
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