【3月上旬刊行・ご予約受付中】ウミガメ博物学 砂浜とウミガメとヒトのはなし


ウミガメから見えてくる
ヒトと生物の関係ー。

1990年にNPO法人日本ウミガメ協議会を発足させ、長年日本のウミガメ界を牽引してきた亀崎直樹が贈る、愉快で胸打つ話の数々、全55編。日本・世界各地で見つめてきた、渚とともに生きた人たちのそれぞれの営みを綴る。


このようなデータをとる人の「市民博物学」は重要である。博物学の結果、明らかになるのが「自然史」だ。今後社会において、人々の自然を見る目はもっと必要となってくるに違いない。そこには実際に見ないとわからないことがあるだろう。私はこの本でその多くを述べるつもりである。それは博物学を志した人々の話である。その人たちの大切な記録となればいいと思っている。 一「はじめに」より


■内容(目次より)

第1章 砂浜のはなし
 1 砂浜という不安定な環境
 2 砂浜の植物
 3 砂浜の砂 ほか全9編
第2章 ウミガメのはなし
 1 ウミガメは子供のために砂浜を選ぶ
 2 生まれたところに産卵に帰るのか
 3 発信機でわかる海中での行動 ほか全21編
第3章 ウミガメとヒトのはなし
 1 アカウミガメはなぜ減ったのか
 2 アオウミガメの貴重な資料〈東京・小笠原〉
 3 卵の移植ははたして保護なのだろうか〈遠州灘〉 ほか全16編
第4章 鹿児島のはなし
 1 鹿児島県ウミガメ保護条例
 2 鹿児島大学ウミガメ研究会と保護の文化
 3 野間池の漁師とアオウミガメ ほか全9編

「本書が、博物学を志す人たちの
 大切な記録となってほしい」

著者 亀崎直樹
判型、他 四六判、225ページ(カラー口絵あり)

著者プロフィール

亀崎直樹(かめざき・なおき)

1956年、愛知県豊橋市生まれ。
鹿児島大学水産学部卒業後、名古屋鉄道(株)に入社。南知多ビーチランド、八重山海中公園研究所で勤務ののち京都大学大学院人間・環境学研究科で学位取得。
河合塾(生物講師)、日本ウミガメ協議会(会長)、東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻(客員教授)、神戸市立須磨海浜水族園(園長)、岡山理科大学生物地球学部(教授)などを歴任。
南知多ビーチランドでウミガメと出会い、それ以来ウミガメの自然史を研究している。

型番 978-4-86124-521-3

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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