黒潮源流シーカヤック遍路旅 ─八幡暁、かくのたまふ─

人はなぜ“源流”を目指すのか。

著者は高知大学の黒潮圏海洋科学研究科教授。黒潮と人の関係を知るには不可欠の源流域の情報は皆無である。源流域のルソン島東北部沿岸には、海抜1500m級の脊梁山脈が縦走し、道はなく陸路での調査は不可能だ。ならば、と遂に命がけのシーカヤックでの調査を決行した。

「人の営みの“原点”を探る定年退職間際の“熟年研究者”。その“無謀な”挑戦を厳しく支える世界的“海洋冒険家”。生死を背中に背負った二人の黒潮“海遍路”のドラマに幸せの原点を見る。」
──田中克(京都大学名誉教授)


内容(目次より)

第一章 なぜ黒潮源流域へ?
第二章 第一次遠征(タバコ〜メルセデス)
第三章 第二次遠征(ビンソンズ〜インファンタ)
第四章 第三次遠征(バレル〜サンターナ)

森里海連環学の創始者、田中克氏(京都大学名誉教授)が激賞する

著者 山岡耕作
判型、他 四六判並製 230ページ

著者紹介

山岡耕作(やまおか・こうさく)

1949年、京都市生れ。高知大学名誉教授。鹿児島大学水産学部卒。京都大学大学院時代に、東アフリカ・タンガニーカ湖に固有なカワスズメ科魚類藻類食者の多種共存機構の解明に取り組み、食性ではなく摂食行動の多様性の重要性を指摘した。高知大学農学部に就職後は、潜水調査によりマダイやチダイの稚魚期におけるなわばりを発見し、両種の共存機構および新たな人工種苗放流技術開発のための生態学的知見の蓄積に貢献した。

型番 978-4-86124-440-7

定価 (販売価格)

2,000円(税込2,200円)
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