奄美群島の野生植物と栽培植物

奄美・琉球 世界自然遺産登録へ

世界自然遺産の評価を受ける奄美群島。その豊かな生態系の基礎を作るのが、多様な植物の存在である。
本書は、鹿児島大学生物多様性研究会が、植物を「自然界に生きる植物」と「人に利用される植物」に分け、19のトピックスを紹介する。


内容(目次より)

第1部 自然界に生きる植物
第1章 琉球弧の地形―現在の地形形成環境と地形形成プロセス―
第2章 南西諸島における島嶼間の植物相比較
第3章 奄美大島と徳之島の山地照葉樹林
第4章 奄美大島の海岸の植生
第5章 九州島南部と薩南諸島の外来植物事情
第6章 奄美大島の河川に生育する外来種
第7章 薩南諸島にある植物関連の天然記念物
第8章 奄美の植物研究、80年
第9章 世界自然遺産地域の価値とその保全─小笠原諸島から学ぶ─

第2部 人に利用される植物
第10章 奄美諸島先史時代の植物食利用
第11章 冬作と夏作─奄美群島の雑穀の系譜─
第12章 奄美群島の里山と植物利用
第13章 植物繊維を織る─奄美群島の染織文化─
第14章 サトウキビの伝来と種の融合
第15章 薬としての唐辛子
第16章 薩南諸島のイモ類─ヤムイモとタロイモ─
第17章 薩南諸島のカンキツ
第18章 人による植物の利用─熱帯果樹─
第19章 「生物多様性保全」を地方再生戦略に活かす

世界的に注目される植物の諸相

■執筆者一覧

相場慎一郎(鹿児島大学理工学域理学系准教授)
井村隆介(鹿児島大学理工学域理学系准教授)
尾方隆幸(琉球大学教育学部准教授)
落合雪野(龍谷大学農学部教授)
遠城道雄(鹿児島大学農水産獣医学域農学系教授)
可知直毅(首都大学東京理工学研究科教授)
川西基博(鹿児島大学法文教育学域教育学系准教授)
鈴木英治(鹿児島大学理工学域理学系教授)
竹井恵美子(大阪学院大学国際学部教授)
高宮広土(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター教授)
田畑満大(奄美市文化財保護審議委員)
寺内方克(農研機構中央農業研究センター産学連携室長)
寺田仁志(鹿児島大学・近畿大学非常勤講師)
冨永茂人(鹿児島大学かごしまCOCセンター特任教授)
平 瑞樹(鹿児島大学農水産獣医学域農学系助教)
丸野勝敏(環境省5次レッドリスト、鹿児島県調査主任)
宮本旬子(鹿児島大学理工学域理学系教授)
盛口 満(沖縄大学人文学部教授)
山本宗立(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター准教授)
山本雅史(鹿児島大学農水産獣医学域農学系教授)

編者 鹿児島大学生物多様性研究会
判型、他 A5判並製 257ページ
型番 978-4-86124-374-5

定価 (販売価格)

2,800円(税込3,080円)
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