【品切れ】写真集 島の歳月―鹿児島県三島村黒島―

「私は忘れない」
この島に、今も259人が暮らす。


「私は忘れない」
有吉佐和子の小説の舞台となった黒島。この島に、今も259人が暮らす。本書は、隔絶された島の、伝うべき習俗を記録する。

──トシトリの儀式が終わると、新しく作った帚で「アラタマル トシノハジメノ ハツハワキ キンギンコガネヲ ハキコム ハキコム」と唱え、掃き込む所作をする。その後、障子を開ける。

内容(目次より)

解説・島の歳月──氏神様のこと,年中行事,島の暮らし,子どもの誕生,葬制
1部 年中行事──正月ドンツレから霜月祭りまで
2部 葬礼と氏神様──シホウガン送り,遷宮,カンツケ祝いなど
3部 暮らしの中の風景──農耕と往来

◎黒島とは/薩摩半島の南西約50kmにある三島村(竹島、硫黄島、黒島)の西端に位置する。周囲15.2km、海岸は断崖絶壁が多く自然港となる入り江はない。標高500mを超す山が連なり平地はほとんどないが、広葉樹林に恵まれ、いたる所に湧水がある。
 昭和34年、メディアで「忘れられた島」として紹介されたのを見て、有吉佐和子が島に訪れ、小説「私は忘れない」を新聞連載し大きな話題を呼ぶ。当時500人ほどいた住人も、今では半分に減った。

著者 日高重行
判型、他 A5判変型 131ページ

著者紹介

日高重行(ひだか・しげゆき)

1949年11月、鹿児島県三島村黒島に生まれる。1965年、大里中学校卒業後、大阪で(株)清水理容所に入社。この間大阪高津理容美容専門学校を卒業し理容師免許を取得。72年に退社、73年、ダイヤカラー現像所入社。78年に退社。帰郷し、現在は黒島にて畜産業(黒牛)を営む。1980年、写真グループ「風」を結成、写真展を開く。

型番 4-86124-025-5

定価 (販売価格)

4,000円(税込4,400円)
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