戻ってみたい もう一度

昭和20年代──。
いま黄金の日々が甦る。

昭和16年生まれの著者は、60歳の時、脳出血で倒れた。右半身の不随、さらに記憶と言葉を失った。
ある日、これ以上、五体が弱体化しないようにと文字を書き始める。ままならない右手で、記憶を呼び起こしながら。
そうして綴られたのが本書である。
戦中から戦後にかけての何もない時代。貧しいながらも生き生きとした暮らしがあった。防空壕、鉄道、チャンバラ、パッチン、天秤棒……。
昭和20年代──。いま黄金の日々が甦る。

今なお色褪せない少年時代の記憶

内容(目次より)

1 戦争の記憶
2 虫たちも私も里神楽
3 坂道・山道・遊び道
4 残香
5 映画
6 坂道の記憶
7 お釈迦祭り
8 「オンアボキァ ベイロシャノウ……」
9 悲しい風景
10 同窓会によせて
11 枇榔島の四季
12 春の表情
13 前川
14 安楽川
15 墓参によせて
16 母――豪放磊落?な女(ひと)
17 父――村のかじ屋

著者 鈴木成光
判型、他 四六判 300ページ

著者紹介

鈴木成光(すずき・せいみつ)

昭和16年1月24日、鹿児島県志布志市に生まれる。東海大学卒業後、中学校教諭になる。昭和38年、姶良郡横川中学校を振り出しに、県内各地の学校に勤務。平成13年、曽於郡有明中学校を最後に退職。現在に至る。

型番 978-4-86124-232-8

定価 (販売価格)

1,600円(税込1,760円)
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