奄美文芸批評

シマが生んだ珠玉の文学

沖縄と本土の狭間にある奄美は、独特の歴史、風土、自然を育んできた。文学活動も活発で、数多くの作品を生み出している。本書は小説、評論、詩集、歌集、句集、1000余の文学作品を全網羅。干刈あがた、安達征一郎、斎藤芳樹、尾崎昌躬ら芥川賞・直木賞候補作家も綿密にフォローした。昭和から平成への四半世紀の記録。奄美文学史である

本書に登場する約1100名の人名索引付き

内容(目次より)

第1章 1985年(昭和60年)
 ・意識の連鎖たどる斬新な歴史観(谷川健一の「白鳥伝説」)
 ・奄美在住者をヒーローに(夫馬基彦の小説「楽平」)
 ・戦時中・分離時の人を描いた労作(水野修の記録小説『七島灘を越えて』)
 ・真摯な発言の収録(武原秀次著『南海天地』)
 ・奄美の言葉や慣習を抉るエッセー集(斎藤たま著『生ともののけ』)など
以下全24章

著者 藤井令一
判型、他 A5判 上製本 738ページ

著者紹介

藤井令一(ふじい れいいち)

1930年奄美市生まれ。1976年第5回詩と真実賞受賞。1992年第20回南日本文学賞受賞。1999年第22回山之口貘賞受賞。2005年第29回南海文化賞受賞。鹿児島県詩人協会会員。文芸誌「詩と真実」、「花礁」同人。著書に詩集『シルエットの島』他6冊、エッセー集『島尾敏雄と奄美』他3冊。

型番 978-4-86124-186-4

定価 (販売価格)

4,800円(税込5,280円)
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