奄美 日本を求め、ヤマトに抗う島―復帰後奄美の住民運動―

本土の迷惑施設を押し返し続けてきた奄美の力の源泉は何か

高度成長期以降、日本の周辺地域は労働力の供給と製品の販売、そして迷惑施設の立地に利用されてきた。
枝手久島巨大石油基地、徳之島核燃料再処理工場、普天間米軍基地移設など、迷惑施設の計画が人口と産業の流出に苦しむ奄美群島に持ち込まれ、時には島民間の激しい対立を引き起した。しかし結局それらの計画の多くは押し返された。


内容(目次より)

はじめに
第一章 同盟休校
第二章 枝手久島石油基地計画
第三章 核と奄美群島
第四章 企業誘致をめぐる瀬戸内町の軌跡(上)
第五章 企業誘致をめぐる瀬戸内町の軌跡(下)
第六章 枝手久島石油基地計画と瀬戸内町
第七章 奄美群島の現代史をどう捉えるか
あとがき

本土の迷惑施設を、島民は押し返し続けてきた。

現在青森県六ケ所村の核燃料再処理工場は、ほとんど知られていませんが、徳之島が最初の候補地でした。MA−T計画という、具体的な施設立地計画図も描かれていました。徳之島の全島的な反対運動でそれが挫折。紆余曲折を経て六ヶ所村に、という構図です。 そのほか、悉く勝ち続けてきた奄美の運動の詳細な記録です。日本全国の住民運動の教科書にもなります。


著者 斎藤 憲・樫本喜一
判型、他 A5判並製 314ページ

著者紹介

斎藤 憲(さいとう けん)

1958年生まれ。大阪府立大学名誉教授。理学博士。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。千葉大学助教授、大阪府立大学助教授、准教授、教授を経る。合併、改組、また合併と組織変更が絶えない大学の状況に見切りをつけ、2018年3月に定年を繰り上げて退職。専門はギリシャ数学史であるが、2009年の奄美・琉球への薩摩侵攻400年を機に奄美群島に関心を持ち、復帰後の現代史、とりわけ大規模な開発計画に対する推進・反対運動を調査してきた。

樫本喜一(かしもと よしかず)

1964年生まれ。大阪府立大学客員研究員。博士(人間科学)。大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士課程修了。関西大学社会学部卒業後、10年余りの団体職員勤務を経て、歴史研究の道に入る。専門は日本近現代史、特に戦後日本の核・原子力問題の歴史の解明に取り組む。

型番 978-4-86124-388-2

定価 (販売価格)

3,800円(税込4,104円)
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