詩集 水のリボン Mizu no Ribbon


この胸に
水のリボンを
蝶結びにして
水の坂を
眼には見えない希望へと
生命を携え
私は行進する
歩め 
歩め
この道が 続 く か ぎ り

1993年、山之口貘賞を受賞した詩人・山中六。
あれから25年。今、都市に浮遊する魂を包み込む
珠玉の30篇を刊行する。

詩集『水のリボン』は、私に語りかける
読み進めてゆくと、ガラス窓越しに見る空は
鮮度は高いか、と問うている
(本書「覚え書き」より)

著者 山中 六
判型、他 A5判並製 116ページ

著者紹介

山中 六(やまなか むつ)

1953年 8月20日、奄美大島に生まれる。
1992年 詩集「見えてくる」発刊。
1993年 同詩集により第16回山之口獏賞受賞。
1995年 詩集「箱」発刊。
1997年 エッセイ集「あずき色のボタン」発刊。
1999年 詩集「フルーツジュースの河」発刊。
2004年 詩集「天の河-― 一行詩の試み」発刊。
2006年 詩集「花と鳥と風と月と」発刊。
2010年 詩誌「KANA」第18号より同人。
2013年 詩集「指先に意志をもつとき」私家版。

型番 978-4-86124-996-9

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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