鹿児島の島々 ─文化と社会・産業・自然─

島嶼の総合的学術報告

長島、甑島列島、大隅諸島、トカラ列島、奄美群島など、南北600kmの県土に28の有人島、650もの島々を有する鹿児島県。本書は、これら鹿児島の島々の総合的研究成果を社会科学、自然科学、30人の研究者が報告する。


内容(目次より)

第1部  文化と社会
 第1章 鹿児島の島嶼の文化と社会(鹿大法文・桑原季雄)
 第2章 奄美の文化と社会に関する研究の現状と展望
    (鹿大法文・桑原季雄)
 第3章 奄美の宗教について
    (鹿大共通教育・財部めぐみ、東大大学院人文・西村 明)
 第4章 日本の教育制度と鹿児島県の離島における教育
    (鹿大名誉教授・八田明夫)
 第5章 奄美群島におけるソテツ、食物、文化的景観
    (サザンクロス大社会科学・フィリップ=ヘイワード、        鹿大法文・桑原季雄)
 第6章 薩南諸島の唐辛子(鹿大島嶼・山本宗立)
 第7章 あまみ島嶼地域の健康問題と長寿
    (鹿大大学院医歯・嶽崎俊郎、米盛病院医師・新村英士、       慶応大医・桑原和代)
 第8章 鹿児島県の島における環境衛生(鹿大名誉教授・野田伸一)
 第9章 奄美群島における親族と社会組織
    (鹿大国際連携・中谷純江)
 コラム1 徳之島における闘牛(鹿大法文・尾崎孝宏)

第2部 産業
 第10章 鹿児島県の島嶼経済に関する研究(鹿大法文・西村 知)
 第11章 奄美振興開発事業と経済社会の変容
    (鹿大名誉教授・皆村武一)
 第12章 小島を結ぶ多島圏共治力(鹿大名誉教授・長嶋俊介)
 第13章 鹿児島県島嶼部の観光にみられる特徴と諸問題
    (鹿大法文・萩野 誠)
 第14章 鹿児島県島嶼域の農業(鹿大COCセンター・冨永茂人)
 第15章 鹿児島県島嶼域における作物遺伝資源保存の重要性について
    (鹿大農・遠城道雄)
 第16章 鹿児島県島嶼域の農業(鹿大農・朴 炳宰)
 第17章 養殖資本誘致による離島漁業振興の効果と課題
    (鹿大水産・鳥居享司)
 第18章 再生可能エネルギーを利用した
     自然循環型ライフサイクルの提案
    (鹿大法文・市川英孝)
 コラム2 島嶼域の食用海藻(鹿大水産・寺田竜太)

第3部 自然
 第19章 鹿児島県島嶼における自然系研究の概要
    (鹿大島嶼・河合 渓)
 第20章 黒潮(鹿大水産・中村啓彦)
 第21章 九州の南に連なる火山の島々
    (鹿大名誉教授・木下紀正、鹿県教育庁・坂本昌弥)
 第22章 鹿児島の島嶼の生物多様性(環境省・岡野隆宏)
 第23章 鹿児島県離島部における昆虫相報告について
    (鹿大農・坂巻祥孝)
 コラム3 鹿児島の島々から発見された大型脊椎動物化石
    (鹿大理・仲谷英夫)

28の有人島、650もの島々を有する
鹿児島からの島嶼研究報告

編者 高宮広土・河合 渓・桑原季雄 編
判型、他 A5判並製 291頁
型番 978-4-86124-336-3

定価 (販売価格)

2,900円(税込3,190円)
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