南日本の民俗文化誌11南日本の民俗文化誌

さながら南九州の“誌上民俗博物館”

南九州は、北に位置するヤマト日本と南の琉球、それぞれの古い文化層がまじり合い、独自の民俗世界をつくっている。
本書は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された来訪神・トシドン、独特の石神信仰、牛馬に関する民俗、種子島・屋久島で盛んだった潮風呂・岩穴風呂、儀礼食物、鍛冶屋の儀礼および技術など、南九州の変化に富んだ民俗行事、信仰、伝承を、北はアイヌから南は八重山諸島、あるいは中国のものと比較しながら、“誌上民俗博物館”とでもいうべき圧倒的な写真と、緻密なフィールドワークで考察するものである。

輝かしい民衆文化を訪ねて

内容(目次より)

第一章 民俗行事
第二章 民間信仰
第三章 各地の伝承
第四章 羽生名人のルーツほか
第五章 儀礼と技術

著者 下野敏見
判型、他 A5判 上製本 320ページ

著者紹介

下野敏見(しもの としみ)

1929年、鹿児島県南九州市知覧町生まれ。1954年、鹿児島大学卒業。鹿児島大学教授、鹿児島純心女子大学教授を勤む。文学博士(筑波大学)。日本民俗学会会員、日本民具学会会員、日本口承文芸学会会員、日本芸能学会会員。
第1回柳田国男賞受賞。第52回南日本文化賞受賞。

型番 978-4-86124-233-5

定価 (販売価格)

3,500円(税込3,850円)
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