奄美群島の生物多様性 研究最前線からの報告

奄美・琉球世界自然遺産登録へ

世界が注目する奄美の生物多様性を、最前線に立つ鹿児島大学の研究者が成果をまとめる。森林生態、河川植物群落、アリ、陸産貝、干潟底生生物、貝類、陸水産エビとカニ、リュウキュウアユ、魚類、海藻……。 知られざる生物世界が、今ベールを脱ぐ。


内容(目次より)

第1部 陸上の植物
 第1章 奄美群島の植物相―在来種と外来種の多様性―
 第2章 奄美大島の河川に成立する植物群落の生態と多様性
 第3章 徳之島の常緑広葉樹林の更新
 第4章 薩南諸島の森林

第2部 陸上の動物
 第1章 奄美群島には何種のアリがいるか
 第2章 薩南諸島北部のアリ相
 第3章 薩南諸島の陸産貝類

第3部 水界の生物
 第1章 干潟底生生物の生物地理―奄美大島と南九州で生物相を
     比較する―
 第2章 ソフトコーラル群集に生息する貝類の生態
 第3章 サンゴ礁と汽水域の底生動物たち
 第4章 絶滅危惧種リュウキュウアユの生活史
 第5章 薩南諸島における魚類多様性研究の最前線
 第6章 奄美群島の海藻・海草類と生育環境の特性
 第7章 薩南諸島の陸水産エビとカニ―その種類と生物地理―

第4部 人との関わり
 第1章 鹿児島の薬用植物・海洋無脊椎動物から薬や毒になるモノ
    (有機化合物)を探す
 第2章 奄美大島における生物多様性の保全の取り組み


■執筆者・編者プロフィール

◎執筆者
鵜川 信  鹿児島大学農学部准教授
岡村浩昭 鹿児島大学大学院理工学研究科教授
鬼束聡明 鹿児島大学大学院理工学研究科助教
河合 渓  鹿児島大学国際島嶼教育研究センター教授
川西基博 鹿児島大学教育学系准教授
久米 元  鹿児島大学水産学部准教授
桑原季雄 鹿児島大学法文学部教授
佐藤正典 鹿児島大学大学院理工学研究科教授
鈴木廣志 鹿児島大学農水産獣医学域水産学系教授
寺田竜太 鹿児島大学水産学部准教授
冨山清升 鹿児島大学大学院理工学研究科准教授
濱田季之 鹿児島大学大学院理工学研究科准教授
福元しげ子 鹿児島大学総合研究博物館助手
宮本旬子 鹿児島大学大学院理工学研究科准教授
本村浩之 鹿児島大学総合研究博物館教授
山根正気 鹿児島大学名誉教授
山本智子 鹿児島大学水産学部准教授
米田 健  鹿児島大学名誉教授
◎編者
鈴木英治 鹿児島大学大学院理工学研究科教授
坂巻祥孝 鹿児島大学農学部准教授
河合 渓(所属は上記)、山本智子(同)、桑原季雄(同)

知られざる奄美の生物世界が、今ベールを脱ぐ。

編者 鹿児島大学生物多様性研究会編
判型、他 A5判並製 380頁
型番 978-4-86124-334-9

定価 (販売価格)

3,500円(税込3,850円)
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