ライフ・トーク ―学生たちと歩いて聞いた坂之上の35名―

●祝!第42回南日本出版文化賞(主催/南日本新聞社)受賞!●

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一人一人の歴史を知る。
それは、地域の魂に触れること。

民俗学を専攻する著者が、学生に大学のある街の人への取材を課した。街に暮らす一人ひとりの人生はそれぞれの輝きに満ちていた。本書収録の35人のライフ・トークは、町の素顔を浮き彫りにし、地域の魂にさえ触れさせていく。

こうやって坂之上に暮らす人々と直接会って話を聞いているうちに、「坂之上」という地域がどんどん面白くなってきた。ひとりひとりが歩んできた人生や想い、坂之上の昔と今、住民同士のつながり。それらを知れば知るほど、それまでモノクロにしか見えなかった景色に、少しずつ色がついてきた。一見どこにでもあると思っていたベッドタウンが、「生き生きと人々が暮らす町」に変わっていったのだった。(「まえがき」より)

内容(目次より)

人よかれば我がよかで―川村京子 川村鍼灸院 
お客さんの前では笑う―河東俊二 やきとりやさん 
九州一の牧場経営者―鮫島宗徳 鮫島牧場 
生き様を反映する自転車―中島 脩 坂之上サイクルステイション
お日様と月の美しさを愛でる―藤 明美 唄い手 
問いから学ぶ人生―口羽勝法 照蓮寺 住職
元気な声が聞こえる保育園―野中由利子 ペコちゃん保育園 園長 
別府の暮らし―別府和志 会社員・ひで子 農業 
世の中、こんな仕事あるんだ―西村通雄 シオンの家 施設長
九十歳の現役修理工―田淵一夫 南薩自動車整備工場 
ほか、35名

学生たちと歩いて聞いた坂之上の姿。

著者 ジェフリー・S・アイリッシュ 橋口博幸
判型、他 A5判 351ページ

著者紹介

ジェフリー・S・アイリッシュ

1960年、米国・カリフォルニア州生まれ。ノンフィクションライター、民俗学研究者、ドキュメンタリー映画や書籍の翻訳家、鹿児島国際大学准教授。82年エール大学を卒業後、清水建設に入社。退職後、三十代より鹿児島県・下甑村で3年間漁師として生活。その後、ハーバード大学大学院と京都大学大学院で民俗学を専攻。

橋口博幸(はしぐち ひろゆき)

1982年、鹿児島市生まれ。ライター、竹文化研究家(愛竹家)。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。2006年、ブラジルサンパウロのファベーラに半年間ボランティアとして滞在。07年より武蔵野美術大学とバンドン工科大学による竹のデザインプロジェクトに参加。14年より東京から鹿児島に拠点を移す。

型番 978-4-86124-320-2

定価 (販売価格)

2,800円(税込3,080円)
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