世界自然遺産の島の医療史 ─戦前を生きた人びとと医師の物語─

屋久島に生きた人びと

16年間にわたり、屋久島で離島医療を担ってきた著者。
本書は、「郷土史」「古文書」「医籍」を丹念に読み込むことで、明治・大正・昭和戦前期に生きた屋久島の人びとの暮らしのなかでの「医療」、その時代時代の生活状況を明らかにする。
医療保険制度がなかった時代の住民の苦労、戦後医療の状況や医師の思いにも言及。
離島医療の歩み、島に生きる人びとの思いを知ることができる一冊。


内容(目次より)

序 章 戦前の医師たちを掘り起こす――点から面へ
第一章 明治期の鹿児島県と「医制」・「医師免許」
第二章 屋久島を生きる
第三章 屋久島に生きた医師たち
第四章 「古文書」からみる医療史
第五章 中間村の医師雇用の歴史と医療・衛生への取り組み
第六章 戦後医療の概要と町立診療所の歴史
終 章 「離島の医療史」から学ぶこと

屋久島の医療の歩みを丹念に描く

著者 藤村憲治
判型、他 四六判並製 377ページ

著者紹介

藤村憲治(ふじむら・のりはる)

1946年 鹿児島県屋久島宮之浦生まれ
1965年 鹿児島県立屋久島高等学校卒業
1971年 熊本大学医学部卒業。放射線医学専攻
1979年 旧国立熊本病院放射線科勤務
1988年 今給黎総合病院消化器内科勤務(鹿児島市)
1996年 旧屋久町栗生診療所勤務
2012年 同上退職
2014年 鹿児島大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了
1980年 博士(医学)
2014年 修士(社会学)
現  在 NPO法人サポート&ケア屋久島 代表理事

型番 978-4-86124-436-0

定価 (販売価格)

2,500円(税込2,750円)
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