鹿児島植物記 ―自然の歴史と人の歴史が織りなす多様な植物社会―
2,800円(税込3,080円)
【寺田仁志/著】鹿児島県は、屋久島・奄美の2つの世界自然遺産級の地域をもち、4つの国立公園、3つのジオパーク、国指定の天然記念物は48件に上る。本書は、この世界が注目する自然を理解する格好の手引書である。
2,500円(税込2,750円)
【鹿児島大学重点領域研究「エネルギー」グループ/編】バイオマス、太陽光、海洋エネルギーなど、再生可能エネルギーを生産する実用技術の開発と、分散型再生可能エネルギーの利用システムの確立により地域再生や環境保持などの課題解決を目指す鹿児島大学研究グループ。本書は、研究の背景や目指すところを分かりやすく解説。また、次世代エネルギー分野の取り組みを推進する薩摩川内市の事業も紹介する。
鹿児島の水を追いかけて Following the Water in Kagoshima
2,500円(税込2,750円)
【鹿児島大学重点領域研究「水」グループ/編】南九州食料生産基地における農業の水利用や水資源管理、火山地域の水の流れ、豪雨地域の土砂・洪水災害、および水環境劣化など、鹿児島には地域特有の水に関わる課題が存在する。本書では、それらの課題解決を目指す鹿児島大学「水」研究グループの、農、工、水産、人文社会科学的アプローチによって取り組んだ研究成果を紹介する。
クルーソーを超えた男たち 流木で帰還船を造った志布志船の漂流記
1,400円(税込1,540円)
【名越 護/著】江戸期、無人島の伊豆鳥島に漂着した船は、記録に残るだけでも14艘に上る。本書は、島に棲むアホウドリを糧に、磯の貝、魚で飢えを凌ぎ、流木を拾い集めて船を造り、遂に帰還した男たちの実話である。
63,000円(税込69,300円)
【野田幸敬/著】1700年代初頭以降、初めて纏められる系図集。上級家臣を中心に各家の庶流の輩出状況まで詳細に調査。島津一族だけでなく他姓氏家臣まで網羅。上巻略系図は、収録家数は約3500家。下巻詳細系図は、上級家臣の全家はもちろん、小番300家、御小姓与150家、郷士250家、家中士300家の合計約1100家を収録し、判明した生没年、役職、婚姻関係、養子縁組などを詳細に記す。
鹿児島古寺巡礼 島津本宗家及び重要家臣団二十三家の由緒寺跡を訪ねる
1,800円(税込1,980円)
【川田達也/著】怪しく光る黄色い墓塔、立派な石燈籠の数々、それらが醸し出す雰囲気。全てが美しい。鎌倉期より鹿児島を統治してきた島津本宗家と重要家臣団23家の由緒寺跡墓所の写真を展開する。それと共に、各家の由来を解説し、略系図も付した。島津家を概括する格好の手引書である。
新薩摩学13 旅する世界 ー浮世絵・民俗・メルへン・文学・教育・散歩ー
1,800円(税込1,980円)
【古閑 章/編著】江戸期の浮世絵師・歌川広重が描いた薩摩坊津「双剣石」の種本発見。ここから中国山水画の絶景・桂林に匹敵する、坊津の400年の長きにわたる海上遊覧の歴史が甦る。このほか、民俗、メルヘン、文学、教育、散歩など、何気ない鹿児島の足下からの思いもよらぬ発見の数々が展開する。
屋久島 神々からの伝言 Yakushima, Messages from the Gods
2,500円(税込2,750円)
【堀江 重郎/著】年間300日以上森に入り見続けてきた命の姿。それは、悠久の時より続く水の物語である。写真家堀江重郎が世界自然遺産の島、屋久島で20 年近く撮り溜めた写真約 15 万点の中から 109 枚を厳選して掲載した、珠玉の写真集がついに完成。
3,000円(税込3,300円)
【酒匂 猛/著】大正時代から、日本全国の小学校に次々と建てられてきた二宮金次郎像。戦時中にはほとんどが供出されたが、戦後、銅像のほか、石像、コンクリート像、陶像として、多くが甦った。金次郎像は、ずっと子どもたちを静かに見守り、今もその姿を見せている。
南方ブックレット6 西郷に抗った鹿児島士族 ―薩摩川内平佐の民権論者、田中直哉―
1,000円(税込1,100円)
【尾曲 巧/著】鹿児島士族がこぞって西南戦争に臨んだわけではない。親族、親兄弟が敵味方に分かれる事態を避けるために、西郷の決起を阻止しようと動いたのが、川内平佐の郷士・田中直哉であった。田中は、戦前、浄土真宗解禁を実現し、戦後は民権論者として県会議員を務めた鹿児島の誇るべき俊英である。
大西郷の夢 The dream of Great Saigo
1,600円(税込1,760円)
【村本正博/著】NHK大河ドラマ『西郷どん』で、ひと際注目を集める西郷隆盛。これを機に、英訳付きの伝記が登場する。日本の偉大な革命家、西郷隆盛の本当の姿、夢を世界の人々に知ってほしい。
3,800円(税込4,180円)
【八木幸夫/著】南九州の旧薩摩藩領では、江戸期より豊作、子孫繁栄を祈願して多くの田の神石像が祀られてきた。1445体の実地調査を含め、本書では全2064体の資料を纏めた。田の神石像初の網羅的資料集が登場する。
1,800円(税込1,980円)
【貴船庄二/著】見も知らぬ、どん詰まりの島に家族で移住し、田をこさえ、魚を釣り、家を作り、長く棲んできた、ある勇者の物語である。人間の本性にこだわるその生き方は、南海の小島、鹿児島県の口永良部島で花を咲かせた。
1,600円(税込1,760円)
【浦野和夫/著】大隅町・岩川八幡神社の祭礼に現れる大巨人・弥五郎どんの正体は河童だった──。そのほか「牛」「女子」「山に登った船」などをキーワードに、六月燈、太郎太郎祭りをはじめ、鹿児島県下の祭りの由来、伝説をひもとく。
3,500円(税込3,850円)
【下野敏見/著】1960年代からの島の年中行事、信仰、衣食住などを、約1200点の写真で紹介。消えた集落の風景、暮らしがここに甦る。また、発見直後の縄文杉や、大王杉、ウィルソン株など、悠久の屋久島を感じられる写真も多数掲載する。
900円(税込990円)
【志學館大学生涯学習センターほか/編】五感を日々使うことが、いかに身体能力、特に脳の衰えを防ぐかを、まず医学的に解説。その上で、鹿児島弁、鹿児島名産のお茶、地形、宇宙に至るまで、五感を使って楽しむことを提唱する。
2,800円(税込3,080円)
【名越 護/著】明治中期〜大正にかけてトカラ列島、沖縄、八重山等の南島を探検した植物学の第一人者である田代安定。太平洋の島々を巡り、人類学や民族・民俗調査を実施した功績をあらためて評価する。
2,000円(税込2,200円)
【耕人舎/編】平成30年度に吉利小学校が廃校と決まった。それをきっかけに、何十年も前に卒業し、今なお母校を愛し続ける者たちが立ち上がった。そして、こんな本を作ってしまったのです。
3,800円(税込4,180円)
【紙屋敦之/著】天正20年、朝鮮出兵の途中に島津家の家臣・梅北国兼が肥後で起こしたのが、秀吉を震撼させた梅北一揆である。本書は、研究史的に未開拓なその実態を明らかにする。
1,600円(税込1,760円)
【森田康夫/著】ベトナムのぼったくりの靴磨き、中国の扉のないトイレ、タイの怪しいスズメ売り、カンボジアの動物園の押しかけガイド……。なんでもありのアジア各地を、26年間欠かさず訪れた高校教員。その漫遊旅行の様子を、アジアの熱気とともにお届けする。