南日本の民俗文化誌9南九州の民俗文化誌

南九州に息づく、ゆたかな生活史

薩摩・大隅に日向南部や球磨などを含めた南九州と、周辺離島からなる南九州地域。この地域には、はるか南島、東南アジアより、多くの人が移住し、それとともに文化も持ち込んできた。人々は山海川で、何をどのように捕らえていたのか。
イノシシやシカを対象とする罠猟、瀬魚・イカ・エビを対象とした網漁、潜り漁、河川のアユ・フナ・コイ・エビ・カニを対象とした河川漁法。これまでほとんど知られることのなかった狩猟・漁労について、地域別・対象種ごとに解説した。
ほかに、タノカンサア(田の神)や、旧暦八月十五夜の綱引、ウッガンサマなどにも触れる。

耕さず、肥料・農薬を用いず、草々虫達を敵とせず

内容(目次より)

第一章 南九州の民間信仰
第二章 南九州の民俗文化
第三章 南九州の河川漁法
第四章 伊佐市大口の民俗誌

著者 下野敏見
判型、他 A5判 上製本 316ページ

著者紹介

下野敏見(しもの としみ)

1929年、鹿児島県南九州市知覧町生まれ。1954年、鹿児島大学卒業。鹿児島大学教授、鹿児島純心女子大学教授を勤む。文学博士(筑波大学)。日本民俗学会会員、日本民具学会会員、日本口承文芸学会会員、日本芸能学会会員。 第1回柳田国男賞受賞。第52回南日本文化賞受賞。

型番 978-4-86124-205-2

定価 (販売価格)

3,500円(税込3,850円)
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