屋久島維管束植物総覧(全5巻セット)

世界自然遺産・屋久島。

この小さい島に、日本の植物の1/3に近い1800種類の植物が生息する。まさに生物多様性の宝庫である。50種類以上の固有種、今も次々と新種が発見される。本書は、60年にわたって日本各地、琉球弧、中国、台湾など東アジアを踏査した著者が、種の分布や進化について長年の野外研究から屋久島の植物を総覧し、問題提起する。
邑田 仁氏(東京大学名誉教授 元・日本植物分類学会会長)が、「伝説の本、この本も宝の山」と推薦の言葉を寄せている。

*「本書の概要」(PDF版)はこちら

■本書の推薦人

金谷整一(森林総合研究所)
久山 敦(咲くやこの花館元館長・ナチュラリスト)
鈴木英治(鹿児島大学名誉教授)
邑田 仁(東京大学名誉教授 元・日本植物分類学会会長)
横田昌嗣(琉球大学名誉教授)

古賀顕司(屋久島公認ガイド・植物観察家)
柴 嘉亮(恵命堂代表取締役社長)
杉下智彦(屋久島尾之間診療所所長)
手塚賢至(屋久島照葉樹林ネットワーク代表)
山下浩一郎(南日本放送報道制作局次長)

■各巻の内容

〈第�鬼� キク科植物群(上)〉

編著者:青山潤三
協 力:田金秀一郎(鹿児島大学総合研究博物館)
仕 様:A5判、240頁、オールカラー
定 価:本体5,800円+税
キク科植物群の前半、スイカズラ科からアカネ科までの381種・分類群と、島外産関連種。カンツワブキ、イッスンキンカ、ヒメキクタビラコ、ホソバハグマなど、屋久島を代表するキク科植物の重要種について、他地域の姉妹集団との関連を考察しつつ紹介する。

〈第�挟� キク科植物群(下)〉

編著者:青山潤三
協 力:田金秀一郎(鹿児島大学総合研究博物館)
仕 様:A5判、240頁、オールカラー
定 価:本体5,800円+税
キク科植物群の後半、リンドウ科からアジサイ科までの97種・分類群と、島外産関連種。屋久島産ヘツカリンドウを他地域産との俯瞰的な視点からの比較を行い、独立分類群アズキヒメリンドウとして記載準備を整える。ヤクシマコンテリギの位置づけを、周辺諸島や中国大陸産近縁集団との関連で考察、アジサイ属全体の再編も行う。山上にピンクのカーペットを為すヤクシマシャクナゲ群落のフォト・ギャラリー。

〈第�郡� バラ科植物群〉

編著者:青山潤三
協 力:田金秀一郎(鹿児島大学総合研究博物館)
仕 様:A5判、240頁、オールカラー
定 価:本体5,800円+税
ムクロジ科からキンポウゲ科に至るバラ科植物群453種・分類群と、島外産関連種。屋久島の低地帯を代表する夏緑広葉樹ヤクシマオナガカエデについて、奄美大島のシマウリカエデや台湾産近縁種などとの関連を考察しつつ、その魅力を掘り下げる。低地帯のリュウキュウイチゴと山地帯のヤクシマキイチゴの興味深い関係を、周辺地域や日本本土・中国大陸などの近縁種との関連に基づき考察する。

〈第�鹸� 基幹被子植物+単子葉植物/針葉樹〉

編著者:青山潤三
協 力:田金秀一郎(鹿児島大学総合研究博物館)
仕 様:A5判、240頁、オールカラー
定 価:本体5,800円+税
イネ科からソテツ科に至る基幹被子植物+裸子植物519種・分類群と、島外産関連種、およびシダ類389種の概要。これまでその実態がほとんど知られていなかった超希産種、マツゲカヤラン、ヒメクリソラン、タイワンショウキラン、ヤツシロラン類、ヤクノヒナホシ、ギンランの未記載分類群などを、鮮明で美しい写真とともに紹介する。

〈屋久島維管束植物目録 2026年版〉

著 者:田金秀一郎、青山潤三、駒田夏生、鈴木英治
仕 様:A5判、100頁
定 価:本体2,800円+税
2022年に纏められた「鹿児島県の維管束植物分布図集−全県版−」(鈴木ほか、2022)収録の鹿児島県産3917分類群中、屋久島産1844分類群をピックアップ、シノニム(重複名称で掲載された分類群)や明らかな誤記録などを削除整理し、2026年3月時点で新たに確認・発見された種(分類群)を加えた1805分類群(予定)をリストアップした。目録と本巻の間で種名などに異同がある場合は、その要旨を記した。

伝説の書・待望の刊行

■本書を推薦します

久山 敦(咲くやこの花館元館長・ナチュラリスト)

植物の宝庫屋久島にグローバルな視点から再度フォーカスを当て、更なる興味を与えてくれるパッション溢れる作品。

鈴木英治(鹿児島大学名誉教授)

「問題提起の書」と著者自らが書いているように、種の分布や進化について長年の野外研究から著者の独自の見解を余すところなく披露している。

邑田 仁(東京大学名誉教授 元・日本植物分類学会会長)

伝説の本がついにここまで来たかという感じです。屋久島が宝の山であるように、この本も宝の山でしょう。

横田昌嗣(琉球大学名誉教授)

本書は、長く屋久島の植物を観察し続けてきた著者の努力の結晶で、屋久島の自然の貴重さの理解に貢献することを期待します。

古賀顕司(屋久島公認ガイド・植物観察家)

本書は、長く屋久島の植物を観察し続けてきた著者の努力の結晶で、屋久島の自然の貴重さの理解に貢献することを期待します。

柴 嘉亮(恵命堂代表取締役社長)

植物の特徴と魅力を引き出す素敵な写真が満載されていて、読者の皆様に喜んでいただけることと思います。

手塚賢至(屋久島照葉樹林ネットワーク代表)

世界自然遺産の島の植物たちの不思議と神秘に触れたいと望むなら、この写真総覧は全てを満たしてくれることでしょう。

山下浩一郎(南日本放送報道制作局次長)

膨大な写真に記録された草花たち、そのひとつひとつに刻まれた「命の連鎖と進化」の物語。屋久島の風景が違って見えてくる。

【本書をご購入くださった方へ】

編著者紹介

青山潤三(あおやま・じゅんぞう)

1948年、神戸市生まれ。「ギフチョウ」『科学のアルバム』(あかね書房、1987)『小笠原〜緑の島の進化論』(白水社、1998)『中国のチョウ〜海の向こうの兄弟たち』(東海大学出版会、1998)『世界遺産の森・屋久島―大和と琉球と大陸の狭間で』(平凡社新書、2001)『屋久島〜樹と水と岩の島を歩く』(岩波ジュニア新書2008)『中国蝶類図鑑』(南方新社、2025)ほか、著書多数


協力

田金秀一郎(たがね・しゅういちろう)

鹿児島大学総合研究博物館

定価 (販売価格)

26,000円(税込28,600円)
購入数


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