【8月中旬刊行・予約受付中!】南方ブックレット18 踊らされたくない、あなたへ。なぜに特攻、十五歳 ―元予科練の父、元新聞記者の息子によるインタビュー―

海軍時代の記憶は、
負の感情とも結びつく。
特攻の生き残りは何を語り、
何を語らなかったのか。

十代半ばで予科練に入隊した父に、元新聞記者の著者がインタビューした。少年だった父がなぜ、自爆攻撃に身を投じる気持ちになったのか、今何を思うのか。多くを語ることを拒絶した父に、海軍の予科練時代の記憶に負の感情が渦巻くことを知る。


■内容(目次より)

第一章 父はなぜ、予科練を志願したのか
第二章 元特攻兵の息子が考えたこと
第三章 航空機がない航空隊で何をしたのか
第四章 生き残って、戦後をどう生きたのか
第五章 母・絹子の戦中、戦後
第六章 かみ合わないインタビュー
第七章 父入院、最後のサバイバル戦
第八章 父はなぜ、海軍時代を語りたがらないのか
第九章 戦争の風化と、よみがえる戦中の価値観
第十章 おかしいことをおかしいと言わない、大勢順応の危うさ
第十一章 軍国少年はどうつくられ、戦争へ導かれたか
第十二章 少年たちを自爆させる、計算ずくの作戦

特攻の生き残りは何を語り、
何を語らなかったのか。

著者 吉田昭一郎
判型、他 A5判、110ページ

著者プロフィール

吉田昭一郎(よしだ・しょういちろう)

1957年、熊本県生まれ。濟々黌高校、早稲田大学商学部卒業。1981年、西日本新聞社に入社し、社会部や文化部(後にくらし文化部)、整理部(後に編集センター)、宮崎、筑豊の各総局、加治木、島原、唐津、平戸の各支局に勤務。2017年12月末の定年の後、再雇用の契約社員として平戸と本社で4年間勤務する。著書『新聞はなぜ、原発を止められないのか』(南方新社、2025)

型番 978-4-86124-549-7

定価 (販売価格)

1,200円(税込1,320円)
購入数


お知らせ


ブログ・からいも畑から


下田写真帳


メールマガジンで新刊案内をお送りさせていただきます

Top