奄美の歌掛け集成

奄美シマ唄の奔流を遡る

奄美シマ唄は男女の即興の歌の掛け合いから生まれ、今も八月踊りに生きている。歌掛けは『古事記』や『万葉集』にもみられ、中国にも現存する。永く伝えられてきたシマ唄の奔流を遡る旅が始まる。


内容(目次より)

第一部 研究目的および奄美諸島の概要と
    伝統文化「歌掛け」の探究
第二部 歌は自然との共生
第三部 古代歌垣の起源
第四部 儀礼歌の意義
第五部 八月踊り歌にみる意義
第六部 歌の起源
第七部 「歌掛け」にあいたい


「本著は、奄美地方に古から伝わる、貴重な文化遺産である「奄美の歌掛け」の集大成であると同時に、日本文学の『古事記』や『万葉集』、『風土記』などと、対比しつつ細やかな解説が施されている。実態調査に重点をおいて年月を重ねた労作である。
 必読必掲の書として敢えて推薦するしだいである。」
       ――――元国立国会図書館館長 指宿清秀

著者 三上絢子
判型、他 A5判上製本、515ページ

著者紹介

三上絢子(みかみ あやこ)

1937年、奄美市生まれ。大島高校卒業。國學院大學卒業。國學院大學大学院経済学研究科博士課程前期修了、國學院大學大学院日本文学研究科博士課程後期単位取得満期修了。現在、法政大学沖縄文化研究所研究員、沖縄国際大学南島研究所特別研究員。1992年、亡父坂井友直の遺した著書をまとめて『奄美郷土史選集』全2巻を発刊。「奄美歌掛け文化保存会」を奄美にて立ち上げ、現在同顧問も務める。著書『米国軍政下の奄美・沖縄経済』編著書『奄美諸島の諺集成』。論文「奄美の儀礼的シマ歌にみる地域性」他多数。

型番 978-4-86124-332-5

定価 (販売価格)

7,800円(税込8,580円)
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