南西諸島史料集 第4巻―奄美役人上国日記、旅日記―

第4巻『奄美役人上国日記、旅日記』刊行

1609年、薩摩藩による奄美支配。それ以後、奄美各島の与人(村長)たちは、藩からの命を受け慶事があると祝儀の品を携え、鹿児島へと渡った。その際の献上物や、鹿児島の様子、当時の島の詳細な状況などを記録したのが「上国日記」である。
本書には、道統、俊良、坦晋の上国日記を収録しているが、中でも「道統上国日記」は、他に類を見ないほど詳細であり、今回が初の翻刻となる。
また、これまでその存在は知られながらも部分的な利用にとどまっていた、阿久根の御用商人・河南源兵衛の「旅日記」を収録。まとまった形での発表は初となる。他に「琉球御用船及交易自船古文書 全」「瀬戸内武家文書」等収録。
藩制末期の奄美役人と藩の関係、海運を知るための膨大な史料が詰まった一冊である。

初の翻刻「道統上国日記」ほか、重要文書を収録

内容(目次より)

一、道統上国日記
二、基俊良上国日記
三、坦晋上国日記
四、坦晋渡琉日記
五、坦晋在與中日記
  六、旅日記(河南源兵衛)
七、琉球御用船及交易自船古文書 全
八、瀬戸内武家文書

編者 山下文武
判型、他 B5判 222ページ

[全五巻セットでのご購入]

編者紹介

山下文武(やました ふみたけ)

1926年生まれ。1960年東洋大学文学部史学科卒業。名瀬市誌編纂委員、住用村教育長、改訂名瀬市誌編纂委員長、千葉大学非常勤講師、瀬戸内町誌編纂委員、名瀬市文化財保護審議会会長(2006年から奄美市文化財保護審議会会長)などを経て、現在法政大学沖縄文化研究所国内研究員、奄美看護福祉専門学校非常勤講師、奄美郷土研究会会員。
著書に『嘉永六年の奄美』(ひるぎ社)、『奄美の歴史さまざま』(奄美文化財団)、『奄美の針突(ハヅキ)』(まろうど社)、『琉球軍記 薩琉軍談』(南方新社)など。

型番 978-4-86124-201-4

定価 (販売価格)

18,000円(税込19,800円)
購入数


お知らせ


ブログ・からいも畑から


下田写真帳


メールマガジンで新刊案内をお送りさせていただきます

Top