馬毛島、宝の島―豊かな自然、歴史と乱開発―

米軍基地問題、乱開発に翻弄される
宝の島

種子島の西、黒潮に浮かぶ無人島、馬毛島。かつてそこはマゲシカの親子が走り回り、トビウオが飛び跳ね、貴重な草花が咲き乱れる生きものたちの楽園でした。人びとは馬毛島の海で魚を獲り、自然と奇跡的なバランスを保ちながら暮らしてきたのです。しかし今では島のほとんどを買い占められ、森林は伐採され、4200メートルの滑走路が走り、無残な乱開発にさらされています。
あの美しい馬毛島に戻ってほしい。自然、歴史、文化、住民の裁判の記録まで収めた、宝の島、馬毛島の本です。

生きものたちの楽園を切り裂く滑走路

内容(目次より)

第一章 馬毛島の自然と歴史,文化
         1 馬毛島の自然の魅力
2 馬毛島の歴史と文化
   3 馬毛島移動保健所の思い出 4 馬毛島の貴重な文化財,二つの碑文
      5 短歌 馬毛の島
         第二章 馬毛島の乱開発と現状
  1 馬毛島は自然の宝庫
  2 馬毛島の開発と自然を守る運動
         3 民意を問うべき馬毛島問題
            4 馬毛島(マゲンシマ)を憂いて
            5 砕石工事の現地検証に同行して
      第三章 漁民らの闘いと裁判
1 馬毛島・不当訴訟の顛末記
       2 馬毛島・浦持入会地の訴訟 

編著者 馬毛島環境問題対策編集委員会
判型、他 A5判 140ページ

執筆者紹介

木下大然(エコツアーガイド)

蔵元 淳(弁護士)

上妻昭夫(元西之表保健所所長)

下野敏見(民俗学者)

瀬下満義(西之表市議会議員)

立澤史郎(北海道大学助教)

長野広美(馬毛島の自然を守る会)

牧 洋一郎(本誌編集委員代表)

吉原三保子(文学「あかおぎ」代表)

型番 978-4-86124-195-6

定価 (販売価格)

1,500円(税込1,650円)
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