地層は語る―北部九州の事例から―

自然環境の理解は地層から

地上には様々な生き物が暮らしていますが、それらが、いつどこから来たのか。それを知るための基礎となるのが地学の知識です。地質構造を知ることで、そこがかつて海だったのか、陸だったのか、どう移動してきたのかが分かります。
本書は、約1000点にも上る写真やイラストを駆使して、地層を初歩から最新の知見までを解説します。そのうえで、具体的な事例として北部九州の地層を見ていきます。

子供から研究者まで
  一生使える地層解説書

主な構成

1.地層とは
2.地層の堆積構造
3.地層堆積後に形成された堆積構造
4.堆積岩を構成する砕屑物
5.地層に見られるその他の現象
6.断層のある地層
7.火山岩貫入と地層
8.砂泥互層
9.生物によって乱された地層
11.陸源物質の堆積するところ
  1)河川地域に見られる堆積物
 2)扇状地の堆積物
 3)三角州のの堆積物
 4)湖沼のの堆積物
 5)後浜及び潮上帯の堆積物
 6)前浜及び潮間帯の堆積物
 7)外浜〜沖浜の堆積物
 8)陸棚〜深海の堆積物
12.化石とその成因
13.植物化石の示す堆積環境
14.地層中の生痕化石
16.佐賀の第三系の地層
17.西九州の堆積盆
18.北九州の堆積盆
19.中九州の第三系の地層 など

著者 岸川 昇
判型、他 B5判 231ページ オールカラー

著者紹介

岸川 昇(きしかわ のぼる)

1925年、福岡市生まれ。久留米工専卒、秋田大学鉱山学部通信教育終了。高校地学教諭として勤務。日本地質学会会員、日本地学研究会員、生痕研究会員、佐賀県地学同好会顧問。著書に『佐賀産化石について』『佐賀県産植物化石について』『佐賀の自然をたずねて』『佐賀の化石』他。

型番 978-4-86124-180-2

定価 (販売価格)

2,800円(税込3,080円)
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