黒潮の文化誌

本書は、待望の
黒潮文化論である。
川勝平太(国際日本文化研究センター教授)


日本の文化は、黒潮(日本海流)によって様々な影響を受けてきた。漁法、農法、祭礼や年中行事、信仰、はたまた焼酎や遊びの習俗まで。これらは今なお日本の各地に残っている。
本書は、黒潮文化を丹念に探り、海洋国日本の全体像を照らしだす。


目がうるみ、なぐさめられ、
笑みがこぼれ、幸せになる


内容(目次より)

序  日高旺氏の黒潮文化論を称揚す──川勝平太
起章 黒潮の物語
   ・漁師たちが見た黒潮
   ・死のロード・黒潮の悲劇、など
中章 鯨の物語
   ・抹香鯨と背美鯨
     ・「クジラ学」漫歩
     ・鯨を食べる文化、など
結章 島世界の物語
   ・ふねの思想、ふねの呪力
   ・仮面をかぶる文化、文身の呪力
   ・黒潮沿岸の遊び、焼酎の話、など

著者 日高 旺
判型、他 四六判上製 292ページ

著者紹介

日高 旺(ひだか うまし)

1929年、鹿児島市出身。1951年、南日本新聞社入社。文化部長、政経部長、論説委員会副委員長、編集局長を経て、87年に代表取締役社長に就任、95年退任。
96年より02年まで鹿児島テレビ放送代表取締役社長。
87年から現在まで鹿児島純心女子短期大学人間文化コース非常勤講師。この間、鹿児島純心女子大学国際言語文化学部非常勤講師、熊本日日新聞客員論説委員のほか、87年から95年まで日本新聞協会理事を務めた。
著書に『黒潮のフォークロア』『景にあう』(以上、未来社)、『女たちの薩摩』『薩摩の笑い』(以上、春苑堂出版)、共著に『用と美 南日本の民芸』(未来社)がある。

型番 4-86124-032-8

定価 (販売価格)

2,000円(税込2,200円)
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