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【7月上旬刊行・予約受付中!】復刻 えらぶよろん民謡辞典

琉球弧の貴重書、待望の復刻

本書では、民謡に歌われる語句や歌詞があいうえお順に1128項目並べられている。各項目で、特に民謡の歌詞は琉歌(八八八六形)の形で記述。沖縄からの移入と思われるものは「琉歌、沖縄」と明記されている。沖縄奄美の民謡・歌謡研究者にはとても参考になる。
また、奄美諸島から沖縄本島にかけての琉歌文化圏では、類似した民謡の語句や表現が島ごとに微妙に色合いを変えながら広がっていることがわかる。
『えらぶよろん民謡辞典』を紐解くことによって、久保が生涯をかけて構想した琉球弧の島々に息づく歌謡の広大かつ深遠な世界を垣間見ることができる。(序文/沖縄県立芸術大学教授・久万田晋より)


■内容(目次より)

序文1 奄美島唄研究 酒井正子
序文2 沖縄県立芸術大学教授 久万田晋
著者序文
えらぶよろん民謡辞典 1128項目
曲名による索引 中島由美

シマことばが失われつつある今日、貴重な道しるべ
       ――奄美島唄研究 酒井正子

著者 久保けんお
判型、他 A5判、244ページ

著者プロフィール

久保けんお(くぼ けんお、本名:久保賢男)

1921年、喜界島生まれ。1942年、鹿児島師範学校本科第二部卒業。鹿児島に拠点を置き、学校教員のかたわら鹿児島から奄美・沖縄までの各地を訪ね、3000曲を超える唄を採集した。1960年、『南日本民謡曲集』を刊行。その後は在野で研究教育活動を続けた。民謡の採集・研究のほか、作曲や編曲など幅広い分野で活躍したが、鹿児島では特に大正時代に石黒ひでが作曲した「茶わん虫のうた」を再発見、採譜して広めたことで知られる。1991年逝去。著書には本書のほか『奄美のうた』(1963)、『南日本わらべうた風土記』(1964)、『子もり唄合唱曲集』(1964)、『徳之島の民謡』(1966)などがある。

型番 978-4-86124-543-5

定価 (販売価格)

3,500円(税込3,850円)
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