新薩摩学15 古閑章教授退職記念号 これからの学問のエッジを極める

24人の俊英が
学問の最前線を切り開く

新薩摩学シリーズ第2期を完結する特別企画。24人の俊英が文学・語学・社会・民俗・教育の各領域の最前線を拓く論考を寄せる。


内容(目次より)

第一部 刊行に寄せて
第二部 これからの学問のエッジを極める二十四章
 第1章 梶井文学と結核
 第2章 梶井基次郎「檸檬」
 第3章 梶井基次郎の「闇と光」覚え書・祖型としての「過古」
 第4章 比喩ではなく(梶井基次郎論)
 第5章 メロスは裸だ。
 第6章 日本近代文学と他者の表象(村上春樹・夏目漱石論)
 第7章 ハルキのエイプリル・フール
 第8章 帰還船からの眺め(大岡昇平『俘虜記』論)
 第9章 井上靖文学における「歴史小説」と「時代小説」
 第10章 山崎豊子『不毛地帯』論
 第11章 危機の時代のミステリ
 第12章 環境音を翻訳する
 第13章 〈靴〉が紡ぐ物語(『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』論)
 第14章 魂の盟友―石牟礼道子と渡辺京二―
 第15章 連体歌分析の課題
 第16章 国際俳句の改革
 第17章 琉球・沖縄の短詩形文芸と琉球漢詩
 第18章 誤解の構造―読解指導成立期の沖山光―
 第19章 学力保障と伝統文化の継承は両立できるか
 第20章 人口減少社会における地方行政の現在
 第21章 鹿児島県被ばく者の無言の語り
 第22章 知られざる川内原発の実相
 第23章 海の縄文文化
 第24章 平行線の交わるところ―デザルグの光景―
第三部 資料篇(古閑章略歴・研究業績一覧)

新薩摩学シリーズ第2期を完結する特別企画

編者 古閑 章
判型、他 四六判並製 465ページ

編者紹介

古閑 章(こが あきら)

1956年3月、熊本県生。1980年3月、熊本大学大学院文学研究科修了。鹿児島純心女子大学人間教育学部教授。鹿児島純心女子大学国際文化研究センター所長。博士(文学)。専門は、日本近代文学および鹿児島の近代文学。読みの共振運動論という文学理論。著書として『梶井基次郎研究』『梶井基次郎の文学』(以上、おうふう)、『作家論への架橋』(日本図書センター)、『小説の相貌』『天璋院篤姫と権領司キヲ』(以上、南方新社)ほか。


型番 978-4-86124-429-2

定価 (販売価格)

2,500円(税込2,750円)
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