南方ブックレット10 北朝鮮墓参記―リンゴの花咲くふるさと、昔と今―

北朝鮮での敗戦
家族4人が次々に死亡

北朝鮮で出生、幼少期を過ごした著者は、敗戦後1年で9人の家族のうち4人を失う。特に父と祖母は火葬もできず捨てるように埋めてきた。鹿児島に引き揚げてから70年余。今あらためて平和が問われる。


■内容(目次より)

第1章 北朝鮮での幼少期と敗戦体験
  1.なぜ北朝鮮へお墓参りなのか
  2.北朝鮮での暮らしと家族
  3.朝鮮語(ハングル)を知らずに育つ ほか
第2章 父のふる里、溝辺での戦後体験
  1.敗戦後の内地
  2.国有林の開拓地へ 
  3.溝辺での中学時代 戦後教育の出発点で ほか
第3章 宿願の訪朝墓参
  1.三八度線まで一度は行ったのです
  2.宿願の訪朝墓参の旅へ
第4章 墓参を終えて思うこと
  1.隣の国を知らない人々 
  2.日本と朝鮮との長いつながり ほか

忘れられない北朝鮮で亡くなった4人の家族

著者 岩元昭雄著、鹿児島子ども研究センター編
判型、他 A5判、142ページ

著者紹介

岩元昭雄(いわもと・あきお)

1932年、北朝鮮の東部、咸興(ハムフン)生まれ。敗戦の翌年までに家族の半分を失い、溝辺町に引き揚げ帰国。加治木高校、鹿児島大学教育学部を卒業後、県内の中学校で国語科教員として勤務。1979年、鹿児島子ども研究センター発足時に所員として参加、運営委員、理事長などを務める。「作文の会」会員として県民協連運動にも参加。ダウン症の娘の育児体験をから『ことば育ちは心育て』(かもがわ出版)など著書もある。

型番 978-4-86124-417-9

定価 (販売価格)

1,200円(税込1,320円)
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