種子島人列伝

奇人、変人、豪傑、天才……。


温かくもユーモラス。種子島に生きた先人たちが、今甦る。
鉄砲伝来の地として名高い種子島は、数々の文化人を輩出した。将棋の羽生名人、電通社長、法華宗貫主、報道写真家・嶋元…。107人の足跡をたどる。地域史の新たな試み。

■本書を推薦します
下野敏見(元鹿児島大学教授、「種子島を語る会」顧問)
近代民衆を描いた本として、宮本常一の『忘れられた日本人』(未来社)があるが、私は『種子島人列伝』はそれに匹敵する本で、しかもユーモアにみちた文体で独自の世界をつくっている点からは、それを超える本ではないかと思う。


種子島を語るに欠かせない、不朽の名著


内容

たとえば、西南戦争に17歳で従軍した河東祐五郎、天衣無縫の大ほら吹き鎌田森也、戦没画学生で作品が長野の無言館に所蔵されている日高安典、ベトナム戦争を追い殉職した報道カメラマン嶋元啓三郎、薬丸自顕流最高の使い手の田上権蔵、琴の人間国宝になった宮城喜代子、何でもお見通しだった巫女ばあさん山口チヨ女もいます。
そのほか、医者、農民、旧島主、アメリカに密航した青年など、有名無名107人の生き様は、この島の風土を表現するに十分過ぎるほどです。

著者 井元正流
判型、他 A5判 498ページ
型番 4-86124-003-4

定価 (販売価格)

4,800円(税込5,280円)
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