種子島語のゆたかな世界

民俗学、方言学、注目の島・種子島
「地域としてはまず島です。たとえば種子島」(柳田国男)

種子島語は島の自然や歴史、島に暮らす人々の気風から生まれ、標準語では言い表せない微妙なニュアンスを伝えてきた。生きる知恵そのものを伝えてきたと言っても過言ではない。
『種子島方言辞典』の著者が、沖縄から伊豆諸島まで視野に置きながら、注目の種子島語の全容を綴る。

内容(目次より)

第1部 地域的標準語(方言)という視座
第2部 ことばの誕生―種子島語の創造力
第3部 ことばを見つめて
*内容の一部紹介
アブラジョー(始末に負えない雄弁家)
 イヤサンバー(もう結構と言いながら)
クヤシムジョカ(整ってないが、何と可愛い)
ゴーラシカ(身につまされて切ない)
ショーヨーモドリノ棚サガシ(日常へもどりたい)
ダランキー登ル(豚もおだてりゃ木に登る)
ドシギー(食欲・味覚を恵む幸福のもと)
マワルとノサル(循環とさずかりの恵み)

視野は沖縄から伊豆諸島まで

著者 植村雄太朗
判型、他 四六判 343ページ

著者紹介

植村雄太朗(うえむら ゆうたろう)

1939年、鹿児島県種子島生まれ。県立高校の教員として中種子、高山、屋久島、頴娃、薩南工業の各高校に勤務。2000年、退職。現在は、言語文化および自給自足の生活文化の復権に向けて研究、実践中。九州方言研究会会員。
著書『種子島方言辞典』(武蔵野書院)

型番 978-4-86124-159-8

定価 (販売価格)

3,500円(税込3,850円)
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