田の神石像、誕生のルーツを探る ―仏像系、神像系、その他の分類と作製年代を考察する―

江戸期から連綿と繋がれてきた南九州独自の民間信仰。
その、定説を覆す事実が明らかになる

鹿児島・宮崎の南九州では、江戸中期から豊作、子孫繁栄を祈願して多くの田の神石像が祀られてきた。確認されているだけでも、その総数は2000体を超える。本書では、作製年代が判明した761体の詳細に分析。どのようにして各種類の田の神が誕生し、現在まで受け継がれてきたのか検証する。


内容(目次より)

はじめに
語句説明
第1章 田の神石像の型の分類
第2章 作製年代判明の田の神石像のすべて
第3章 石神石仏造立ブームにのって
    多種類の田の神石像が誕生

本書で初めて定説を覆す「多型同時発生説」を発表する。

著者 八木幸夫
判型、他 A5判上製 250ページ

著者紹介

八木幸夫(やぎ・ゆきお)

1948年、宮崎県生まれ。鹿児島大学医学部卒業後、鹿児島大学大学院修士課程を修了し、現在は鹿児島県霧島市福山町にて有床診療所を経営している。医学博士。午前中は検査や診察を行い、午後からは患者さんの自宅などへの往診や訪問診察に追われている。ただ、午後からの田舎の風景を目にすることが、大変息抜きにもなっており、田の神石像に出会えたのもその時である。著書『田の神石像・全記録―南九州の民間信仰―』(南方新社、2018)『由緒ある田の神石像の数々』(南方新社、2019)

型番 978-4-86124-432-2

定価 (販売価格)

2,500円(税込2,750円)
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