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2008.10.22

山尾三省 生誕70年祭 シンポジウム+回顧展 「アニミズムという希望」

 アメリカを代表する詩人ゲーリー・スナイダーとも親交があり、田口ランディをはじめ自然を愛する作家らに大きな影響を与え、今なお多くのファンをもつ詩人・山尾三省
 彼は1977年に家族と共に屋久島に移住し、田畑を耕し、祈り、詩をつくる暮らしを続け、2001年に屋久島にて逝去しています。
 
 山尾三省生誕70年を迎えた今年、東京・鹿児島にてシンポジウムと回顧展を開催する運びとなりました。(東京は終了)
 鹿児島のシンポジウムでは、三省さんと交流のあった方々、ご家族の方のリレートーク、赤星秀一さん、川上哲也さん、長沢哲夫さんの朗読と歌が予定されております。
 ぜひお越しくださいませ。

 日時:2008年11月3日(祝・月)
 場所:鹿児島県教育会館
 入場料:1000円
【お問合せ先】
南方新社  tel099−248-5455
レストラン作楽 tel099−223-6326

※回顧展は11月1日〜11月7日までギャラリー白樺(鹿児島市泉町)にて、入場無料。




2008.09.03

秋だ!まつりだ!騒ぎだ、騒ぎだ!!

あっという間に9月。
あんなに暑かったのがウソのように、涼しい風が吹きはじめました。
「ちょっと待ってよ、夏ってもう終わりなのか?」「そんなの聞いてない!」
という、夏をあきらめられないでいる皆さんに朗報です。

9月14日(日)、「かわなべ森の学校」にて森のおまつりが開催されます。「かわなべ森の学校」とは、1990年に廃校になった旧長谷小学校跡を利用した施設です。木造校舎と大きなくすの木が目印のすてきな場所で、小社刊『廃校に暮らす』の舞台でもあります。

当日は11時から各種イベント、ワークショップ(有料のものもあり)、16時からはライブがはじまります。もちろん、フードスペースもあり!!

チケット料金 1000円(中学生以下無料!!)
畳敷きの広い講堂(約70畳!)があるので、宿泊も可能です(簡単な寝具をご持参下さい)。
宿泊された方には、朝のラジオ体操、みんなで食べる朝ごはんまで、目一杯楽しんでもらいたいと思います。

みんなで森の休日をまるごと楽しみましょう!!!




【イベント・ワークショップ】
・竹でお箸、お皿をつくろう
・キャンドルホルダー作り
・廃油を使ってキャンドルをつくろう
・豆腐をつくってみよう
・オーガニックTシャツ染め体験
・青空書道教室
・乗馬
・花火大会
・キャンドルナイト

【出店ブース】
・オーガニックレストラン 作楽
・ふくろうのパン
・福崎さんのお好み焼き
・井上大輔さんの手打ちそば
・鹿児島県 野宿生活者支えあう会
・蒲生茶廊 zenzai
・Jazz Barコーナーポケット(お酒)
・スタジオ もみの木
・フェアトレード フェアリス
・工房 まる
・南方新社(図書販売)
・塩工房 黒潮農場
・おいしい焼き鳥屋さん
and more

【Live】
・木人(ジャンベ)
・中村てつろう
・マキ
・原口裕之
・トシ新町
・赤星秀一
・猫のあしあと
・三浦直貴
・サメ
・きたぞのまゆみ
・まさやん
・クラッシュ別珍ズ
・押川よしかず



2008.06.19
トリ小屋建設


 
トリ小屋建設と言っても別に建設会社の屋号ではない。文字通り、我らが南方新社の庭にトリ小屋を建てたのである。5月25日日曜、南方新社の庭に男性4名、女性1名、小学生男子2名が「安心、安全、おいしい卵を我らに」を合言葉に集結した。建築資材は大学生2名を半ば無理やり働かせ切ってきた4mの孟宗竹20本、工事現場のおじさんに頼み込み焼酎と引き換えに手に入れた角材、新聞のオリコミ屋さんに頂いた運搬用パレット3枚、市来の漁師さんにもらった漁業用の網(網目約4cm)、他ホームセンターにて購入したプラ製波板6枚、五寸釘や蝶番等で材料費はわずか2万円足らずであった。
 初夏を通り越したかのようなギランギランの太陽のもと、黙々と慣れない大工仕事をする我ら。自然と缶ビールの消費量も増える。柱が倒れ1名の頭に襲い掛かる事故が発生したが、身体が(頭が?)丈夫だったせいか大事故とはならず、開始4時間くらいで何とか棟上した。
 がしかし、なんだか様子がおかしい。明らかに我らの建造物は傾いているぞ。考えてもみれば設計図は棟梁・向原の脳内にあるのみ。基礎はコンクリートブロックの穴に柱を刺して、それを埋めただけだ。そしてそもそも建設場所が明らかに傾斜しているのだ。あまりに杜撰、手抜き工事もいいとこである。我々の間に沈痛な空気が流れる。「やっぱり俺たちには無理だったんだ……」
 その空気を切り裂く一声、「こうすればいいんや」。棟梁・向原が柱と梁の部分に斜めに木を打ちつける。いわゆるスジカイである。するとアラ不思議、傾きは解消され真っ直ぐと天を向き、柱はそそり立ったのです。こんなに適当でいいのか、という声はこの際無視することにする。シンプルにしてパワフル、イッツオールライトである。そんなこんなで屋根を打ち付け、トリさんが逃げないように網を周りに張り巡らした。ちょっと見た感じはお洒落なカントリー風バーにでもありそうなエントランス、ドア部分は私サメシマが設計、及び作製。かつて自動車絶望工場トヨタにて、2年間車のドアだけを作る仕事に従事していた経験がまさか今日生きるとは。トヨタにも行ってみるものである。工事に関わったもの全ての想いが集結し、ここに我らが南方自然卵養鶏場が誕生したのである。
 そして6月2日月曜日、有機農業を営む橋口さん宅から、待望のトリさん達がやってきた!!構成員は男子2名・女子3名。形・毛並み・血統三拍子揃ったいずれも劣らぬ名鶏揃い。見た目は小さいニワトリだが、彼らはまだ生後間もない。あと2ヶ月くらいしないと卵は産まないらしい。そして鳴き声はピヨピヨとヒヨコのそれなのである。見た目ニワトリ声ヒヨコ、そのギャップがたまらなくかわいい。我々も13代将軍家定のようにニワトリを追い、庭駆け回る日もそう遠くないだろう。
 自然農で野菜作りの次は自然卵養鶏、出版社の枠組みを完全に超越した我々の行き先は果たしてどこなのか。農の中に未来を見いだす、我々南方新社の動向から目を離すな!!トリさんレポート及び野菜作りレポートも随時更新!!予定!!

                                 サメシマ

 



2007.11.22

農ブック、農ライフ !!!秋の収穫祭ブックフェア』

と題しまして、11月より12月上旬まで天文館の書店ブックジャングルさんにて鹿児島県初の農業本フェアを行っております。世界初!?店内になんとかかしが登場!!他にも稲穂やわら、鍬、鎌などで店内はさながら農村の収穫祭の様相を呈しております。専門書コーナーという若干奥まった場所にて展開しておりますが、そこはご安心。南九州の田畑に祀ってあります五穀豊穣を願う神様、“田の神さあ”パネルが、きっとあなたを豊作の地へと導いてくれますでしょう、ありがたや。

 さて、かなり賑やかにディスプレイされております会場ではございますが、並べてある書籍はかなり硬派。自然農の第一人者福岡正信さんの本、キューバの有機農業政策の本などまさにブックジャングルさん入魂の棚となっております。本フェアをブックジャングルさんと小社とで企画した際の合言葉が「農業大国鹿児島県の農業をもっと皆さんに知ってもらおう」「農が傍らにある暮らしを提案しよう」でした。
 今回ブックジャングルさんに最もプッシュして頂いている本が小社刊行の『自然農・栽培の手引き』です。無農薬・無肥料・しかも耕すことなく自然の力を借り作物を得る農法、自然農。畑をしたいけれどもまず畑の作り方がわからない、という方はかなり多いと思うのですが本書では開墾の仕方から種の撒き方、収穫の仕方までイラスト入りで丁寧に解説しておりますので、初心者にはうってつけです。農村の高齢化や後継者不足でかなりの畑が放置されている鹿児島。本書があれば誰でもそんな土地で野菜作りが始められますよ。農ライフを始めるに最適の一冊です。

 最後に本フェアの開催を快く承知して頂いたブックジャングルさん、そして大切な稲穂を貸して下さった有機農家の橋口さんに感謝いたします。
 本屋さんって、楽しいんです。今後も面白い企画、フェアをされている本屋さんを紹介していきます。
みんな、ブックジャングルに行こう!!農ブック・農ライフ!!!


(問い合わせ) 鹿児島市東千石町12-22 
TEL:099-223-0125        
ブックジャングル  担当:太田

                  







2007.05.15

タワレコ閉店

3月31日、天文館のど真ん中、タカプラにあったタワーレコード鹿児島店が閉店した。
 ここ数年の間に、天文館にあったCD屋さんは、これでたった1店になってしまった。
 ネットで曲が買え、パソコンでCDがコピーできる時代。アミュプラザに新しくオープンしたHMVの影響もあっただろうか。
 私はよく音楽を聴く。CD屋さんでの試聴は私の楽しみの一つだ。アミュプラザができてからは、HMVとタワレコをはしごしてCDを買っていた。HMVは、曜日によってカードのポイントが2倍になる。火・水・土と一週間に3日あるときもあり、曜日さえ覚えれば驚くほどポイントがたまる。タワレコは、インディーズ系の品揃えがよく、試聴機にも目新しいCDがたくさん入っていたりするので、HMVにはない商品をタワレコで発掘するのも大好きだった。
 何店もあれば、それぞれのお店のカラーがあって、それに応じて選択肢も広がっていく。書店でも、文庫本の品揃えがいいのはこっちで、マイナーな雑誌を多く扱っているのはこっち、というふうに。そんな選択肢がなくなってしまうのは残念だ。
 閉店間際に、タワレコ鹿児島店が主催のライブがキャパルボホールであった。ライブ会場にはタワレコ存続を願う署名用紙が置いてあり、みんな足をとめて記入していた。このときのみんなの思いは、どこかに届くのだろうか。
 映画館もなくなった天文館は相変わらず変化し続けているように思う。明るい話題もある。三越にフードテーマパーク「三越スイーツ庭園」ができたこと、山形屋が売り場をさらに拡大する予定であること、旧いづろドーム付近にも商業ビルができることなど。
 天文館を活性化させるべく、頑張っている人達もいる。そんな流れを感じる。天文館がいつまでも魅力のある街であり続けることを願っている。
                            (坂)


2007.03.13

ホウちゃんライブ

 2月4日、鹿児島市城山の自然食レストラン作楽(さら)へ天才少女、ホウちゃんのライブを観にいく。ホウちゃんとは普段は宮崎県串間市来にてカレー屋を営んでいる唄い手さんである。今日は版画家、井上源土さんの個展のオープニングライブ。彼女のライブを観るのは実は3回目であるが、前回まではいずれも野外、ハコで観るのは初めてである。遅刻魔らしい彼女は本日も1900スタートの予定を大幅に遅れ到着、それまで観客の皆さんが即興ライブで必死に場を繋いでいたのが微笑ましかった。
 さていよいよ現れたホウちゃん、小柄できれいに日に焼けたしなやかな身体はどことなく小動物を感じさせる。軽いストレッチで身体をほぐし、ライブスタート。軽やかにステップを踏みながらライブペインティングをする源土さんの紹介をする。その熱いMC一発で会場の雰囲気を完全に持っていってしまった。これはただごとじゃない、僕自身も久々に血液が逆流するような感触を感じる。ホウちゃんの大地を感じさせる唄声、即興で紡がれる言葉、圧倒的な生命感に皆がやられてしまい最後の曲ではオーディエンス全員がスタンディング! まさに会場が一体となる本当に素晴らしいライブだった。
 彼女の音楽は羽が生えているみたいに自由で、彼女そのものであるのだろう。ライブ終了後、感動した僕は彼女のCDを買って、「これからも唄い続けてね。」と声を掛けた。彼女は「きっと唄ってると思う。」と答えた。そう、僕が余計な心配なんてしなくても、彼女は生まれもっての唄い手なんだろう。
 後日我が社でもホウちゃんのCDは昼食時間のミュージックとなるのでした。そして源土さんの版画はとてもお洒落とは言いがたい我がオフィスにて、そこだけ素敵な古い喫茶店のような雰囲気を醸し出しているのです。

 もう半年

 先日高校時代にアルバイトをさせてもらっていたちゃんこ料理屋に行く機会があった。奄美出身の方が経営されているお店なので小社の奄美関連の本を持っていった。島さんという板前さんが奄美の写真集を非常に気に入ってくれた。島さんも奄美の出身だけど、仕事で故郷にはなかなか帰れないそうだ。島さんは一晩悩んだ挙句、「奄美二十世紀の記録」を買ってくださった。島さんは仕事中だっていうのに、ずっとずっと懐かしそうに写真集を見ていた。自分の会社の本をこんなにも喜んでくれる人がいる、僕は島さんに本を届けることができて本当に嬉しかった。
 本には人を懐かしい気持ちにさせたり、力づけたり、ほんの少し人生を変えたりする力がある。自分の仕事は小社の本を一冊でも多く、一人でも多くの人に読んでもらうこと。南方新社に勤めてそろそろ半年、初心を忘れず日々精進致します、押忍!!
                             (サメ)


2007.01.05

 もっそいき

 小社に通じる小道は少し曲がっていて、ものすごいスピードで対向車が来ようものなら、離合できず危ない場面に出くわすこともある。
 先日の運転中にも、
「こんなときに、もっそいき(ものすごい勢いで)走い飛ばけくっくいま(車)がおっとよね〜」
 などとつぶやいてしまった。

 予約していたパーティーバーレル(フライドチキンのてんこ盛りセット)を取りに行った車中でのこと。
 私:「姉ちゃんさあ、多分、一番好きな鹿児島弁は『もっそいき』だと思うがよ」
 弟:「あっはっはっは! 猪突猛進型の姉ちゃんの人生そのままだね! 末吉町の俺の職場の先輩たちは『もっくろいき』とか『むくろいき』って言ってるけどね」
 弟とお腹を抱えて笑った。母といろんなことを話した。ささやかだけれど、温かくて、心の底までじんわり幸せなクリスマスだった。家族の優しさにこんなに浸れて、それを素直に感謝できた一年は初めてだった。年月を重ねるって、まんざら悪いことばかりではない。

 今までよくここまで「もっそいき」走ってきたなあと自分で思う。でもそれでも、いつも支えてくれる人が必ずいてくれた。ありがとう。
 もっそいき走ってきたからこそ出会えた人たち、経験できたこと、わかったこと。たくさんあった。
 しかし、今年は少しスピードを緩めて、着実に進んでいけるように。本厄も終えたことだし(笑)。
 周りの方々からいただいた気持ちを自分の中で温かいものにして、思いやりという形でお返しできるように。

 今年は亥年。もっそいき突っ走ってきた人生をちょっと振り返る、いい年にします。
                                       (ふく)


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