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2007.11.22

農ブック、農ライフ !!!秋の収穫祭ブックフェア』

と題しまして、11月より12月上旬まで天文館の書店ブックジャングルさんにて鹿児島県初の農業本フェアを行っております。世界初!?店内になんとかかしが登場!!他にも稲穂やわら、鍬、鎌などで店内はさながら農村の収穫祭の様相を呈しております。専門書コーナーという若干奥まった場所にて展開しておりますが、そこはご安心。南九州の田畑に祀ってあります五穀豊穣を願う神様、“田の神さあ”パネルが、きっとあなたを豊作の地へと導いてくれますでしょう、ありがたや。

 さて、かなり賑やかにディスプレイされております会場ではございますが、並べてある書籍はかなり硬派。自然農の第一人者福岡正信さんの本、キューバの有機農業政策の本などまさにブックジャングルさん入魂の棚となっております。本フェアをブックジャングルさんと小社とで企画した際の合言葉が「農業大国鹿児島県の農業をもっと皆さんに知ってもらおう」「農が傍らにある暮らしを提案しよう」でした。
 今回ブックジャングルさんに最もプッシュして頂いている本が小社刊行の『自然農・栽培の手引き』です。無農薬・無肥料・しかも耕すことなく自然の力を借り作物を得る農法、自然農。畑をしたいけれどもまず畑の作り方がわからない、という方はかなり多いと思うのですが本書では開墾の仕方から種の撒き方、収穫の仕方までイラスト入りで丁寧に解説しておりますので、初心者にはうってつけです。農村の高齢化や後継者不足でかなりの畑が放置されている鹿児島。本書があれば誰でもそんな土地で野菜作りが始められますよ。農ライフを始めるに最適の一冊です。

 最後に本フェアの開催を快く承知して頂いたブックジャングルさん、そして大切な稲穂を貸して下さった有機農家の橋口さんに感謝いたします。
 本屋さんって、楽しいんです。今後も面白い企画、フェアをされている本屋さんを紹介していきます。
みんな、ブックジャングルに行こう!!農ブック・農ライフ!!!


(問い合わせ) 鹿児島市東千石町12-22 
TEL:099-223-0125        
ブックジャングル  担当:太田

                  







2007.05.15

タワレコ閉店

3月31日、天文館のど真ん中、タカプラにあったタワーレコード鹿児島店が閉店した。
 ここ数年の間に、天文館にあったCD屋さんは、これでたった1店になってしまった。
 ネットで曲が買え、パソコンでCDがコピーできる時代。アミュプラザに新しくオープンしたHMVの影響もあっただろうか。
 私はよく音楽を聴く。CD屋さんでの試聴は私の楽しみの一つだ。アミュプラザができてからは、HMVとタワレコをはしごしてCDを買っていた。HMVは、曜日によってカードのポイントが2倍になる。火・水・土と一週間に3日あるときもあり、曜日さえ覚えれば驚くほどポイントがたまる。タワレコは、インディーズ系の品揃えがよく、試聴機にも目新しいCDがたくさん入っていたりするので、HMVにはない商品をタワレコで発掘するのも大好きだった。
 何店もあれば、それぞれのお店のカラーがあって、それに応じて選択肢も広がっていく。書店でも、文庫本の品揃えがいいのはこっちで、マイナーな雑誌を多く扱っているのはこっち、というふうに。そんな選択肢がなくなってしまうのは残念だ。
 閉店間際に、タワレコ鹿児島店が主催のライブがキャパルボホールであった。ライブ会場にはタワレコ存続を願う署名用紙が置いてあり、みんな足をとめて記入していた。このときのみんなの思いは、どこかに届くのだろうか。
 映画館もなくなった天文館は相変わらず変化し続けているように思う。明るい話題もある。三越にフードテーマパーク「三越スイーツ庭園」ができたこと、山形屋が売り場をさらに拡大する予定であること、旧いづろドーム付近にも商業ビルができることなど。
 天文館を活性化させるべく、頑張っている人達もいる。そんな流れを感じる。天文館がいつまでも魅力のある街であり続けることを願っている。
                            (坂)


2007.03.13

ホウちゃんライブ

 2月4日、鹿児島市城山の自然食レストラン作楽(さら)へ天才少女、ホウちゃんのライブを観にいく。ホウちゃんとは普段は宮崎県串間市来にてカレー屋を営んでいる唄い手さんである。今日は版画家、井上源土さんの個展のオープニングライブ。彼女のライブを観るのは実は3回目であるが、前回まではいずれも野外、ハコで観るのは初めてである。遅刻魔らしい彼女は本日も1900スタートの予定を大幅に遅れ到着、それまで観客の皆さんが即興ライブで必死に場を繋いでいたのが微笑ましかった。
 さていよいよ現れたホウちゃん、小柄できれいに日に焼けたしなやかな身体はどことなく小動物を感じさせる。軽いストレッチで身体をほぐし、ライブスタート。軽やかにステップを踏みながらライブペインティングをする源土さんの紹介をする。その熱いMC一発で会場の雰囲気を完全に持っていってしまった。これはただごとじゃない、僕自身も久々に血液が逆流するような感触を感じる。ホウちゃんの大地を感じさせる唄声、即興で紡がれる言葉、圧倒的な生命感に皆がやられてしまい最後の曲ではオーディエンス全員がスタンディング! まさに会場が一体となる本当に素晴らしいライブだった。
 彼女の音楽は羽が生えているみたいに自由で、彼女そのものであるのだろう。ライブ終了後、感動した僕は彼女のCDを買って、「これからも唄い続けてね。」と声を掛けた。彼女は「きっと唄ってると思う。」と答えた。そう、僕が余計な心配なんてしなくても、彼女は生まれもっての唄い手なんだろう。
 後日我が社でもホウちゃんのCDは昼食時間のミュージックとなるのでした。そして源土さんの版画はとてもお洒落とは言いがたい我がオフィスにて、そこだけ素敵な古い喫茶店のような雰囲気を醸し出しているのです。

 もう半年

 先日高校時代にアルバイトをさせてもらっていたちゃんこ料理屋に行く機会があった。奄美出身の方が経営されているお店なので小社の奄美関連の本を持っていった。島さんという板前さんが奄美の写真集を非常に気に入ってくれた。島さんも奄美の出身だけど、仕事で故郷にはなかなか帰れないそうだ。島さんは一晩悩んだ挙句、「奄美二十世紀の記録」を買ってくださった。島さんは仕事中だっていうのに、ずっとずっと懐かしそうに写真集を見ていた。自分の会社の本をこんなにも喜んでくれる人がいる、僕は島さんに本を届けることができて本当に嬉しかった。
 本には人を懐かしい気持ちにさせたり、力づけたり、ほんの少し人生を変えたりする力がある。自分の仕事は小社の本を一冊でも多く、一人でも多くの人に読んでもらうこと。南方新社に勤めてそろそろ半年、初心を忘れず日々精進致します、押忍!!
                             (サメ)


2007.01.05

 もっそいき

 小社に通じる小道は少し曲がっていて、ものすごいスピードで対向車が来ようものなら、離合できず危ない場面に出くわすこともある。
 先日の運転中にも、
「こんなときに、もっそいき(ものすごい勢いで)走い飛ばけくっくいま(車)がおっとよね〜」
 などとつぶやいてしまった。

 予約していたパーティーバーレル(フライドチキンのてんこ盛りセット)を取りに行った車中でのこと。
 私:「姉ちゃんさあ、多分、一番好きな鹿児島弁は『もっそいき』だと思うがよ」
 弟:「あっはっはっは! 猪突猛進型の姉ちゃんの人生そのままだね! 末吉町の俺の職場の先輩たちは『もっくろいき』とか『むくろいき』って言ってるけどね」
 弟とお腹を抱えて笑った。母といろんなことを話した。ささやかだけれど、温かくて、心の底までじんわり幸せなクリスマスだった。家族の優しさにこんなに浸れて、それを素直に感謝できた一年は初めてだった。年月を重ねるって、まんざら悪いことばかりではない。

 今までよくここまで「もっそいき」走ってきたなあと自分で思う。でもそれでも、いつも支えてくれる人が必ずいてくれた。ありがとう。
 もっそいき走ってきたからこそ出会えた人たち、経験できたこと、わかったこと。たくさんあった。
 しかし、今年は少しスピードを緩めて、着実に進んでいけるように。本厄も終えたことだし(笑)。
 周りの方々からいただいた気持ちを自分の中で温かいものにして、思いやりという形でお返しできるように。

 今年は亥年。もっそいき突っ走ってきた人生をちょっと振り返る、いい年にします。
                                       (ふく)


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