●朝日新聞2002・4・24

 『木を植えましょう』書評

 1冊買うと、苗木1本が山に植えられるという本が、発売された。書名も「木を植えましょう」。熊本県菊池市の哲学者正木高志さんの著作で、収益すべてを森づくりにあてる。
 地球温暖化を憂えながら手をこまねいている人も多いが、「ぬか床が腐ると漬け物も腐るように、環境と人間は一体。傍観せずに、環境をよくするための
行動に移ろう」と、植樹の効果を説く。論だけでなく、2年前にボランティアの人たちと、菊池市の国有林に5千本を植樹した実践記録も。この本で得た苗木も隣地の林に植える。
 本は、森林資源の節約のため、ページ数を抑えたという。