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流浪する民衆の姿――。
与論島は、奄美群島の最も南、沖縄島の北隣に位置する。この島の住人たちは、明治の三池炭坑移住、戦争中の満州開拓と、第二の故郷づくりに悪戦苦闘した歴史をもつ。砂粒のように世の風波に動かされて、流浪する民衆の姿がそこにある。
想像を絶する先人の苦難苦闘
――与論町長 南 政吾
●目次より
第一章 小さな島ゆえに――移住への契機
第二章 未知の土地へ――口之津・三池移住
第三章 大陸に夢を抱いて――満州移住
第四章 ゼロからの再出発――田代入植
第五章 同郷人の戦後――果てなき島への郷愁
刊行に寄せて 南 政吾(与論町長)
執筆者紹介
福石 忍(ふくいし しのぶ)
昭和5年10月3日生まれ。鹿児島県鹿児島郡吉田町出身。鹿児島大学文理学部卒。
昭和27年2月、南日本新聞社入社。同社編集局長を経て論説委員長在職中、平成元年10月26日逝去。詩集『遠い星』(詩稿社、1971年)、『照明技師』(花神社、1990年)。
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