ISBN4-86124-056-5 C0093

『魚雷艇の村で』


清原つる代著 四六判上製  227ページ
定価2100円(本体2000円+税)

奄美・加計呂麻島にあった、
もう一つの特攻艇基地

 語り部の爺さま、子を失い気がふれる婆さま、
山上がりした少年……


南海日日新聞・好評連載小説を完全収録


あとがき「加計呂麻島とわたし」より
 
 四十年が経ち、脳裏から消滅させたままにしていた村とわたしは偶然の機会を得て対面した。村はしぶとく生きていた。その三浦に人間魚雷艇の基地があったことを初めて知った。わたしの中で二つの事実が一つになった。そして小説というかたちをとった。


島尾敏雄研究に貴重な一書


■著者プロフィール
清原つる代(きよはら・つるよ)
1947年、奄美大島久根津に生まれる。
1973年、沖縄に移住。宮古、石垣島へも。
1991年「みんな眠れない」第21回九州芸術祭文学賞佳作。1994年「うたた寝」オール讀物新人賞候補作。同年「蝉ハイツ」第19回新沖縄文学賞。2001年「クジラの入江」南日本文学大賞佳作。同年「子捨て村」第5回海洋文学大賞佳作。2002年「やしの実漂着」第6回海洋文学大賞佳作。2005年「閉じる島」第9回海洋文学大賞佳作、ほか。
本名、中村つる代。沖縄県糸満市在住。

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