ISBN4-931376-08-8 C2075

鹿児島・奄美のきれいな海辺

三十五カ所のとっておきの海辺をリポート


かくのぶえ著 A5判 171ページ
定価1575円(本体1500円+税)
海に囲まれた鹿児島・奄美。その中でもとっておきの「きれいな海辺」35カ所を実際に取材。家族で行く磯遊び、海水浴。お友だちとシュノーケリングや、釣り、キャンプ……。あなたも、自分だけの海辺を探しに出かけませんか。

目次●奄美エリア6カ所/南薩摩エリア7カ所/阿久根・出水・長島エリア5カ所/串木野・川内・甑島エリア6カ所/大隅エリア7カ所/鹿児島市近郊エリア4カ所

注文方法/注文フォーム

1冊から送料無料にて全国発送致します


書   評
● 西日本新聞97・7・27「郷土の本」
 各地で自然の海岸線が減少し、それを危ぐする声をよく聞く。鹿児島県でも減少率が一昨年、全国でワースト2位とありがたくないデータがある。著者は残された鹿児島県内の海辺から多くの人々に親しまれている海辺や「とっておき」の海辺を訪ね歩いた。
 吹上浜など35カ所を選び、一つの海辺にスケッチ風の文章を2ページにまとめ、写真を見開きで使った。それぞれ地図付き。
「豊かな命の営みに触れ、自然をいつくしむこころをもう一度確かめてもらえたら」と著者。

● 南日本新聞97・8・10「書評」
 大島郡大和村の国直海岸を訪れたとき、こんな話を聞く。「山にハブがいるから開発されないのよ。奄美の自然がきれいなのは、ハブのおかげとも考えられるわね」。著者は、自然の恩恵にあずかりながら生きる人たちが大切にしてきた心の在り方、つまり自然に対する畏(い)敬の念に感じ入る。
 掲載されているのは県内全域から、とっておきのきれいな海辺、あるいは今でも多くの人に親しまれている海辺35カ所。奄美、南薩、長島、甑島、鹿児島市近郊などエリア別に、地図とともに駐車場、トイレの有無など細かく記す。
 著者自らが歩き、砂の感触を確かめ、エッセー風にまとめている。「初公開、わが家とっておき、お気に入りの海辺」は川辺郡坊津町の馬込浜。周りが緑に囲まれ穏やかで澄み切った水、小さな砂浜と大きな岩場の両方があることがお気に入りの理由らしい。「バリとかタイの海辺にいるような錯覚」に陥るそうだ。
 併せて掲載されている写真を見ていると、それがあくまで切りとられた空間にすぎず、残り少なくなった楽園であることに気づく。海辺に癒(いや)しの効用があるとするならば、海辺を失ったとき、人はどこへ行くのだろうか。

● 郷土雑誌かごしま103号「新刊紹介」
 写真と文章で今も残る美しいあるいは懐かしい海辺を紹介する。海はすべての生物の母である。
 私たちが海に懐かしさややすらぎを感じるとしたら、それは祖先の記憶として私たちのDNAの中に組み込まれているに違いない。この写真集がレクイエムとならないように私たちも祈りたい。



南方新社 トップページへ