ISBN4-931376-03-7 C2077

『鹿児島のおいしい湧き水』

三十五カ所の水場を紹介


かくのぶえ著 A5判 158ページ
定価1223円(本体1165円+税)
名水の産地として知られる鹿児島の湧水地35カ所を詳しく紹介。臭い?危ない?水道水。スーパーに並ぶペットボトル入りの「名水」。でも、少し足をのばせば、本物の湧き水に出会える。飲めばすっきり、お茶やご飯の味がはっきり違う。

目次●大隅エリア8カ所/霧島エリア8カ所/南九州エリア6カ所/川内・北薩エリア4カ所/鹿児島市近郊エリア4カ所/屋久島エリア5カ所/お水といっしょに出合える野草など

注文方法/注文フォーム

1冊から送料無料にて全国発送致します


書   評
● 日本経済新聞96・9・19「この一冊」
  名水の産地として知られる鹿児島の湧(ゆう)水地35カ所を、詳しく紹介した。薩摩半島から大隅半島、屋久島まで、「自分だけのおいしい水」を求めて駆け回った著者の熱意が、文章から伝わってくる。
「おしとやか」「まろやかで甘い」「3000年前の昆布の味」――。昔から住民に親しまれてきた天然水は、個性たっぷり。著者はその一つ一つに愛情を注ぎ、大地の恵みに感謝する。
 二年前に移住してきた著者にとって、鹿児島の水、自然との出合いは新鮮な驚き。水場の情景や地域の住民との交流のエピソードも生き生きと表現した同著は、読者を鹿児島の旅へと誘う魅力にあふれている。

● 南日本新聞96・8・18書評
 おいしい水ブームである。以前ならわざわざ買ってまで飲むことはなかった日本人の間にも、今はボトル入りのミネラルウォーターが浸透してきた。名水百選など、全国各地の水が注目を集めている。
 本書は鹿児島県内の35カ所の湧(わ)き水を訪ね、その人気の秘密を探る。湧き水そのものの紹介というより、それぞれの地元の人々との交流録も楽しい。水汲(く)みという一つの行為を通して、自然を満喫できるレジャー気分を味わうのもいい。  水神様をまつる水場は、地区民の社交の場でもある。よそから来た人を温かく迎え入れ、あいさつを交わし、しばし水談議に花が咲く。その土地に昔から受け継がれてきた水の恩恵は、有形無形の財産でもある。
 大隅、霧島、南薩摩、川内・北薩、鹿児島市近郊、そして屋久島エリア。こんこんと湧き出る水の音が聞こえてきそうな、さわやかな現地ルポは、自然の大切さやそれを守る難しさなどを考えさせる。

● 読売新聞96・10・2「人はなし」
  取材は昨年10月にスタートし、今年4月まで、全県の約50か所に及んだ。
 本には、うち35か所を収録。山の「お乳みたい」に洞くつの壁を伝ってにじみ出る水、「こっちのみーずはあーまいぞ」と言いたくなるような水、大木の根元にわく「神様の水」、個人宅の湧き水もあった。
 本名は城宣恵(たちのぶえ)。友人のピアニストとデュエットを組み、クラシックやジャズを歌うライブコンサートを二か月に一回開く。水の表現にもそうした音楽的リズムがのぞいている。



南方新社 トップページへ