奇跡の海―瀬戸内海・上関の生物多様性―

日本有数の生物多様性のホットスポット

白砂青松の瀬戸内海が失われて何十年かの月日がたった。ところが、瀬戸内海の西の端の周防灘には、失われたはずの生き物たちが生きのびている奇跡の海があった。
多くの研究者が、この生物多様性のホットスポットを訪ね、調査を積み重ねてきた。本書は、その研究成果の概要を示すものである。
一方、ここに原発計画が浮上して30年になる。日本生態学会、日本ベントス学会、日本鳥学会は公式に異議を申し立てている。

中国電力・上関原子力発電所計画──。
いま、この瀬戸内海の生命線ともいえる海が、守られるかどうかの瀬戸際にきています。

内容(目次より)

第1章 奇跡の海の生物たち
第2章 海をはぐくむ山の豊かさ
第3章 市民科学者の時代へ
第4章 学会の要望書

編者 日本生態学会上関要望書アフターケア委員会
判型、他 A5判 237ページ

執筆者紹介

安渓貴子(山口大学非常勤)

安渓遊地(山口県立大学)

飯田知彦(鳥類・生態系研究者)

今岡 亨(ナマコ分類研究家)

粕谷俊雄(IUCN 種保存鯨類部会委員)

加藤 真(京都大学)

金井塚 務(広島フィールドミュージアム)

小泉武栄(東京学芸大学)

佐藤正典(鹿児島大学)

菅波 完(高木仁三郎市民科学基金)

高島美登里(長島の自然を守る会)

鶴崎展巨(鳥取大学)

野間直彦(滋賀県立大学)

山下博由(貝類多様性研究所)

型番 978-4-86124-199-4

定価 (販売価格)

2,000円(税込2,200円)
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